レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019年10月09日
- 登録日時
- 2022/06/03 14:14
- 更新日時
- 2022/10/04 17:21
- 管理番号
- 埼熊-2022-012
- 質問
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解決
江戸時代の書家、巻菱湖の子である巻鴎州(まきおうしゅう)の書が掲載された書画集を見たい。
- 回答
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以下の情報及び質問に関連する記述のある資料を紹介した。
《国立国会図書館デジタルコレクション》「墨農帖 : 習字魁冠」(巻掖山書 弘文堂 [出版年不明])(http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/853199 国立国会図書館)国立国会図書館/インターネット公開
《国立国会図書館デジタルコレクション》「[エキ]山遺草 上」([エキ]山[書] 出版社不明 明治6)(http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1089297 国立国会図書館)国立国会図書館/インターネット公開
《国立国会図書館デジタルコレクション》「[エキ]山遺草 下」([エキ]山[書] 出版社不明 明治6)(http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1089302 国立国会図書館)国立国会図書館/インターネット公開
(注)タイトル、著者表示は書誌情報による。著者表示は「巻掖山」、「[エキ]山」とあるが、いずれも著者標目に「巻鴎州」とあり。
『巻菱湖 物語と史伝』(巻町郷土資料館 巻町教育委員会 1988)
p193「巻百里」に巻鴎州についての記述あり。
「菱湖のただ一人の実子である。文政七年生、母は(竹原)栄である。通称は柳佐(柳輔)、名は百里、之紀、字を景遠、号を築州、掖山、鴎州などいった。
一、運筆自在楷書千字文 十二冊 一、運筆自在唐詩帖 楷書 一、同 行書 一、麓の道 一、消息帖其他
右のような書道参考書を作り、平易でわかり易く将来を嘱望されていた。二十歳で父を亡くし、大酒家で放蕩に身を持ちくずし、遊女を入れて妻とし、明治二年九月二十五日に四十六歳で亡くなった。」とあり。
書一点掲載あり。書名、出典記載なし。
- 回答プロセス
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1 自館目録を〈書名:巻菱湖〉で検索する。
2 参考図書を調査する。
『書道辞典』(飯島春敬編 東京堂出版 1976)
p759「巻鴎州 まきおうしゅう」
「文化一一-明治二(一八一四-一八六九・五六歳)名は之紀、字は百里。通称柳輔。掖々山人の別号がある。父菱湖の業を受け優れた才能を持ちながら病弱のため早世した。菱潭はこの門人で鴎州没後寡婦に入夫して巻姓を名のったのである。」とあり。
3 自館目録を〈巻百里〉〈巻之紀〉〈巻築州〉〈巻掖山〉〈巻鴎州〉で検索する。
4 《Japan Knowledge》(ネットアドバンス)を〈巻鴎州〉で検索する。
5 《国立国会図書館デジタルコレクション》(http://dl.ndl.go.jp/ 国立国会図書館)を〈巻鴎州〉で検索する。
6 《国立国会図書館レファレンス協同データベース》(http://crd.ndl.go.jp/reference/ 国立国会図書館)を〈巻鴎州〉〈墨農帖〉〈習字魁冠〉〈巻掖山〉で検索する。
ウェブサイト・データベースの最終アクセス日は2019年10月9日。
- 事前調査事項
- NDC
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- 書.書道 (728 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 巻 鴎洲(マキ オウシュウ)
- 巻 菱湖(マキ リョウコ)
- 書-日本
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 芸術
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000316974