●インターネットで検索
・Googleで“茨菰山”をキーワードに検索。→相模原市緑区鳥屋(旧津久井郡)にある山であることがわかった。
●自館OPACで検索
“ホオズキヤマ”“ゴリョウリン”“ホオズキゴリョウリン”で検索→いずれも該当なし。
●書架をブラウジングし、林業に関する資料を収集。
・「創刊150号記念特別企画 特集 木材輸送の近代化を担(にな)った森林鉄道」(『林野 RINYA 人と森をつなぐ情報誌(150)』p3-7 林野庁 2019) 【R651寄贈雑誌 S33289026】
9月号p3-7の「木材輸送の近代化を担った森林鉄道」という記事に「わが国で最初に作られた森林鉄道は、明治二九(一八九六)年、神奈川県津久井郡茨菰御料林に東京木材株式会社が建設した軌道となります。」と記載あり。
参考文献に記載されていた資料は、市内所蔵なし。
①『林業技術史 第四巻』 日本林業技術協会/編 日本林業技術協会 1974
②『農林行政史 第五巻 下』 農林大臣官房総務課/編 農林協会 1963
③矢部 三雄「津軽森林鉄道導入の背景と国有林経営における青森ヒバの位置に関する考察」(『林業経済 71巻2号』p1-16 林業経済研究所 2018)
④矢部 三雄「北海道国有林の森林鉄道の開設経緯と経営方針の転換に関する研究」(『林業経済 70巻10号』p2-16 林業経済研究所 2018)
⑤矢部 三雄「御料林における森林鉄道の導入要因に関する考察」(『林業経済 71巻5号』p1-16 林業経済研究所 2018
●書架をブラウジングし、旧津久井郡の資料を中心に収集。
・『ふるさと津久井 第3号 津久井の古地図』 津久井町史編集委員会/編 津久井町役場企画政策室 2002 【K1-21津久井 S20938510】
p39 46鳥屋村山地名入絵図 に、茨菰山御林が「茨菰官林」とも書かれているが、山の絵図のみで軌道等の記載はなかった。
・『鳥屋財産区の歴史 鳥屋山を守り共に生きてきた四百年の歩み』 鳥屋財産区史編さん委員会/編 鳥屋財産区管理会 1997 【K1-31津久井 S24225328】
p49~ 第二話 財産区の山の歴史 茨菰山は出てくるが、植林や訴訟の記録のみ。
・『津久井郡勢誌・別冊(合冊) 津久井郡文献資料目録』 津久井郡勢誌刊行委員会/編 津久井郡勢誌編纂委員会 1953【K1-21津久井 S00685941】
p240~ 林業に関する記載はあるが、木軌道についての記載はない。
他、以下の資料をあたったが、茨菰御料林及び木軌道に関する記載はなかった。
・『たのしい鳥屋の散歩道』 鳥屋健康づくり推進会議/編 鳥屋健康づくり推進委員会 2008 【K1-29津久井 S23957509】
・『ふるさと津久井 第2号』 津久井町史編集委員会/編 津久井町役場企画政策室 2001 【K1-21津久井 S17294034】
・『津久井歴史ウオーク』 前川 清治/著 東京新聞出版局 2003 【K1-29津久井 S22369847】
・『津久井歴史散歩 つくい城跡中心のアラカルト』 小川 良一/著 揺籃社 1988 【K1-29津久井 S05443775】
・『津久井町史 文化遺産編』 相模原市教育委員会教育局生涯学習部博物館市史編さん班(津久井町史担当)/編 相模原市 2018 【K1-21津久井 S32881823】
・『津久井郡文化財 樹木と景勝編』 津久井郡文化財調査研究会/編 津久井郡広域行政組合 1989 【K1-06津久井 S07211832】
・『津久井の林業』 津久井農林事務所/編 津久井農林事務所 1977 【K1-65津久井 S02509263】
・『津久井町郷土誌』 津久井町郷土誌編集委員会/編 津久井町教育委員会/編 津久井町教育委員会 1987 【K1-21津久井 S23688682】
・『つくい町の古道』 津久井町文化財保護委員会/編 津久井町教育委員会 1989 【K1-29津久井 S24215766】
・『丹沢今昔 山と沢に魅せられて』 奥野 幸道/著 有隣堂 2004 【K0-29 S24142762】
●インターネットで検索(2)
Googleで“茨菰山御料林”をキーワードに検索。⇒「日本で最初の森林軌道―九度山町―Localwiki」がヒット。
https://ja.localwiki.org/kudo/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%A7%E6%9C%80%E5%88%9D%E3%81%AE%E6%A3%AE%E6%9E%97%E8%BB%8C%E9%81%93(2020年9月20日最終確認)
事前調査事項と内容が一致する文言が太字で記載されているため、すでに相談者が閲覧済の資料かもしれないが、情報として提供する。
※【 】内は自館の請求記号と資料コードです。