レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2006/1/19
- 登録日時
- 2006/01/19 14:47
- 更新日時
- 2009/03/04 18:52
- 管理番号
- 山形県-2006-0001
- 質問
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解決
出羽三山神社・三神合祭殿内陣の襖挿絵「夫婦鶴」に「戊寅迎寒墨湖僊○(不明)寫」という文字が書かれている。
この文字の正確な綴りと意味が知りたい。
- 回答
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戊寅(つちのえとら)」は干支で年を表す。作者の斎藤墨湖の生存中の戊寅の年は『日本陰陽暦対照表』によると1818(文政1)年になるが、この年に羽黒山三神合祭殿が再建されたとあります。(『山形県の文化財』による。)「迎寒」は『広辞苑』によれば「陰暦8月の異称」とでております。「墨湖僊○」の「僊」の字は「仙」に同じなので、特定できる資料は見当たりませんが、画称の「仙将」と見ることができます。「寫」は「写」と同じ。以上のことから推測すると、「1818年の陰暦8月に墨湖仙(将)が写した。」という意味になるようです。
斎藤墨湖(さいとうぼっこ):本名斎藤久作 1772(安永1)〜1874(明治7)松山町出身 絵師
画称:伝賀・仙将・中山墨湖
『日本陰陽暦日対照表』『山形県の文化財』『広辞苑』『庄内人名辞典』『羽黒町史年表』『松山町史 上巻』
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 時法.暦学 (449 9版)
- 参考資料
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日本陰陽暦日対照表、庄内人名辞典、羽黒町史年表
広辞苑 - 山形県の文化財、松山町史 上巻
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日本陰陽暦日対照表、庄内人名辞典、羽黒町史年表
- キーワード
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- 斎藤墨湖
- 中山墨湖
- 夫婦鶴
- 出羽三山神社
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000027128