レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018/8/30
- 登録日時
- 2018/12/05 00:30
- 更新日時
- 2024/03/30 00:39
- 管理番号
- M18083017190461
- 質問
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アメンボはどうして水に浮かぶことができるのか、が載っている児童書が見たい。
- 回答
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①には、アメンボの足をルーペで観察すると、「アメンボの足にはたくさんの毛が生えています。この毛はワックス(ろう)におおわれているため、水にぬれなくなっています。つめも曲がっていて水の表面を破らないのです。1円玉が水に浮くのと同じりくつになっているのです。」と説明されている。
②には、アメンボがなぜ水にしずまないのかについて、「そのひみつはあしのうらにあります。こまかい毛がはえていて、しかも油が少しずつでているので、水をはじくのです。このあしを水面にのせることで、アメンボはういていられるのです。」と載っている。
③には、「水には表面張力という性質があります。アメンボのからだは軽くできています。あしの先端には細かい毛が密生し、さらに水をはじく油性の物質を分泌しています。そのためアメンボは表面張力の働きで水面に浮くことができます。」とあり、さらに「アメンボを石けん水に入れると油分がとけて、しずんでしまいます。」と書かれている。
④には、「水面にいるアメンボをみると、水面に接しているのは足先だけです。体のほとんどは空中にもちあげています。」また、「アメンボがふみしめている水面をみると、アメンボの重みでくぼんでいるのがわかります。アメンボは、水面という膜の上に立っているのです。水面という膜をやぶってしまうと、体が水中にしずみこみ、おもうように動けなくなります。アメンボの体には、水面をつきやぶりにくくするしくみがあるのです。そのしくみは、アメンボの体全体に生えた細かい毛と、足から分泌する油だといわれています。つまりビロードのように細かい毛や、足にぬり広げた油が水をはじき、水にぬれにくくなっているので、水面をやぶりにくいと考えられています。」とある。さらに「中性洗剤などのように、水分子がひきあう力を弱めるものが水にとけていると、アメンボもおぼれてしまいます。」説明されている。
⑤には、アメンボは「あしの先に毛がついていて、水をはじく物質を出して、体をうかせている。」と書かれている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 昆虫類 (486 9版)
- 参考資料
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①乾實『アメンボのふしぎ』トンボ出版,2000,31p.参照はp.18
②『昆虫 超・びっくりパワー』旺文社,2005,46p.参照はp.42
③『昆虫のふしぎ』ポプラ社,2007,199p.参照はp.134
④中谷憲一『アメンボ観察事典』偕成社,1996,39p.参照はp.8-9
⑤今森光彦『今森光彦の昆虫教室』童心社,2013,48p.参照はp.35
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①乾實『アメンボのふしぎ』トンボ出版,2000,31p.参照はp.18
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2018083017175090461
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 高校生, 中学生, 小学生(高学年), 小学生(低学年以下)
- 登録番号
- 1000247169