レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 登録日時
- 2013/01/16 15:24
- 更新日時
- 2013/02/27 14:48
- 管理番号
- 千葉市中央042
- 質問
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解決
潮干狩はどのようにして始まったのですか。
- 回答
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潮干狩は、干潮時に干潟をあさって貝などを採取する遊びであり、陰暦3月3日ごろの大潮が好適とされる。もともとは食料確保の手段として行われていたもので、それは縄文時代にまでさかのぼって確かめることができる。「大日本百科事典8」(小学館)に、「潮干狩の語の現れた早い文献」を取り上げている。
そして、室町時代から行楽としての潮干狩が始まり、これを「磯遊び」とか「磯まつり」といった。海に近い村々では、三月から四月にかけて、磯に出て飲食し、一日を楽しく遊びくらす習わしが古くから全国的にあった。磯遊びの形態や名称、言われなどは各地方で様々にある。(詳しくは参考資料4を参照)
- 回答プロセス
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「潮干狩」について、以下の文献を調べた。
・「日本民俗大辞典 上 あ〜そ」 福田 アジオ/[ほか]編 吉川弘文館 1999.10 (p.745)
・「日本風俗史事典」 日本風俗史学会/編集 弘文堂 1994.2(p.267)
・「大日本百科事典8」(小学館)1978 (p.389-390) 「潮干狩」の語の現れた早い文献を取り上げ、語の詳細を述べている。
「磯遊び」や「磯まつり」について以下の文献を調べた。
・「年中行事図説」 民俗学研究所/編 岩崎美術社 1980 (p.126-127)
・「童遊文化史 第1巻」 半沢 敏郎/著 東京書籍 1980.6 (p.509-518) <貝取り>に、しおひがりの名称が出てきており、名称考、遊びの場、遊具、遊びの概要、史的考察などが記されている。
- 事前調査事項
- NDC
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- 風俗習慣.民俗学.民族学 (380 9版)
- 風俗史.民俗誌.民族誌 (382 9版)
- 参考資料
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- 「日本民俗大辞典 上 あ〜そ」 福田 アジオ/[ほか]編 吉川弘文館 1999.10 (p.745)
- 「日本風俗史事典」 日本風俗史学会/編集 弘文堂 1994.2(p.267)
- 「大日本百科事典8」(小学館)1978 (p.389-390)
- 「年中行事図説」 民俗学研究所/編 岩崎美術社 1980 (p.126-127)
- 「童遊文化史 第1巻」 半沢 敏郎/著 東京書籍 1980.6 (p.509-518)
- キーワード
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- 潮干狩
- 磯遊び
- 磯まつり
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000126838