レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016年01月07日
- 登録日時
- 2016/01/08 18:23
- 更新日時
- 2016/03/06 11:25
- 管理番号
- 宮城県白石高-2016-01
- 質問
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解決
自転車のルールが変わったことについて教えてください。
- 回答
-
道路交通法の改正により,14歳以上の運転者が3年以内に二回以上違反行為を行った
場合には,都道府県から講習の受講命令が下るそうです。有料です。もし,命令に背いて
受講しなかった場合には,反則金が課せられます。
- 回答プロセス
-
ルールなので法律の棚から六法全書を持ってきて読む。
道路交通法については改正があったことから,直近の
ものではないが10年前の六法全書と比較する。
調査資料1のp1899-1936に道路交通法が記載されている。
p1926に講習の項があり以下の記載がある。
「(講習)第一〇八条の二 1 公安委員会は,内閣府令で定めるところにより,
次に掲げる講習を行うものとする。(中略)
一四 自転車の運転による交通の危険を防止するための講習」
また同じp1926には自転車運転者講習の受講命令の項があり,
以下の記載がある。
「(自転車運転者講習の受講命令)第一〇八条三の四 公安委員会は、
自転車の運転に関しこの法律若しくはこの法律に基づく命令の規定又は
この法律の規定に基づく処分に違反する行為であつて道路における交通の
危険を生じさせるおそれのあるものとして政令で定めるもの(次条において「危険行為」という。)
を反復してした者が、更に自転車を運転することが道路における交通の危険を生じさせるおそれが
あると認めるときは、内閣府令で定めるところにより、その者に対し、三月を超えない範囲内で期間を
定めて、当該期間内に行われる第百八条の二第一項第十四号に掲げる講習(次条において
「自転車運転者講習」という。)を受けるべき旨を命ずることができる。」
なお,上記2項は自転車運転者講習を定めたもので,平成27年6月1日施行の道路交通法
から新たに加わったものである。
その後,改正道路交通法施行日前後の新聞記事などを通読するが,
今一つ何が変わったのかが分からない。
インターネットで「自転車」「道路交通法」などをキーワードに検索する。
調査資料2には自転車にかかる交通ルールについて箇条書きで
まとめてある。ただ,文字が多く,理解しづらい。
調査資料3には法解釈と併せて,実際の自転車運転における
注意点がまとまっている。
調査資料4にはイラストや写真なども交えて,改正された道路交通法
について解説してある。特に,どのような行為が安全運転義務違反に
あたるのか,についてはわかりやすく記述されている。
- 事前調査事項
-
本屋で自転車運転に関する本を見たが,どれも少し古い感じだった。
- NDC
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- 法律 (320 9版)
- 参考資料
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- 調査資料1 六法全書1 公法 刑事法 条約 平成27年版 有斐閣 2015
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調査資料2 自転車に係る主な交通ルール 警察庁サイト
http://www.npa.go.jp/koutsuu/kikaku/bicycle/4_rule.htm
(最終アクセス日 2015/01/08) -
調査資料3 事故を予防しよう 日本サイクリング協会
https://www.j-cycling.org/traffic/avoid.html
(最終アクセス日 2015/01/08) -
調査資料4 知らないのは罪!【道路交通法の改正】大きく変わる自転車ルール 情報発信サイト シュフィール
http://www.syufeel.com/research/s009/
(最終アクセス日 2015/01/08)
- キーワード
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- 道交法
- 危険運転
- 照会先
- 寄与者
- 備考
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一定の条件のもと,違反者に講習を義務付けたことが法改正の趣旨で,
今回話題になっている14項目の危険行為は,法改正前からすでに
違反行為とされていたことに留意。
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 高校生
- 登録番号
- 1000186878