レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2015年05月27日
- 登録日時
- 2015/09/18 18:25
- 更新日時
- 2016/04/26 12:22
- 管理番号
- 県立長野-15-002
- 質問
-
解決
ウィキペディアの「碓氷峠」の項の「明治時代以降」には、「1882年に従来の南側に新道が作られ、1886年には馬や車での通行が可能になった。『碓氷新道』と呼ばれたこの新道は国道18号(の旧道)にあたり(以下略)」とある。
この、1882年から1886年にかけての碓氷新道の開削工事についての詳しい資料はないか。工事の発注者、工事の資金源、業者名、現場監督名など、工事の進捗だけでなく、工事そのものの情報もできるだけ調べたい。
- 回答
-
以下の資料を紹介。
1 『碓氷峠道路の今昔』 [内務省東京土木出張所] 1934年 当館図書請求記号【N685/1】
p5からp12に明治16、7年の新道開鑿工事に関する記載があり、長野県の工事監督員等の氏名もある。
2 『長野県政史 第1巻』長野/編・発行 1971年 【N317/74/1】
p177から180「七道開鑿事業」に関係する記載がある。碓氷新道は「七道」のうちの第一路線。
3 『長野県史 近代史料編 第7巻』長野県/編 長野県史刊行会 1981年 【N209/11-1/7】
「七道開鑿事業」に関する史料掲載。碓氷新道に関しては8点。
4 信濃毎日新聞明治16年8月25日
工事入札を報道。
また、3に掲載されている史料の多くは長野県立歴史館で所蔵している。特に工事の記録は「公文編冊 第一路線工事ニ関スル部 全 道路開鑿委員局明治16年」に含まれている可能性があるので、同館へ確認されたい。
「七道開鑿事業」に際して集められた寄付金に関する文書も同館が所蔵している。
長野県立歴史館 http://www.npmh.net/
Tel.026-274-2000
Fax.026-274-3996
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 行政 (317)
- 運輸.交通 (680)
- 道路工学 (514)
- 参考資料
- キーワード
-
- 碓氷峠
- 碓氷新道
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000180145