レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2008/06/24
- 登録日時
- 2009/03/18 02:11
- 更新日時
- 2009/06/05 09:21
- 管理番号
- 埼浦-2008-051
- 質問
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解決
看護師の服装の歴史についての資料をみたい。写真などがあり、制服の変遷が分かるものがよい。
- 回答
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明治から現在までを通覧でき、かつ詳細な記述・写真がある資料は見つからなかったため、下記の資料とWeb情報を紹介した。
図書
『服装大百科事典 上』
『写真でみる日本近代看護の歴史 先駆者を訪ねて』
『看護のあゆみ 明治・大正・昭和を通して』
『慈恵看護教育百年史』
『日本赤十字看護教育のあゆみ』
雑誌
石井とめ子「鍋島家の服飾遺品(4) 篤志看護婦人会制服・看護服」(『大妻女子大学紀要 家政系31』p1-18)
三沢幸江「制服について-看護婦の白衣」(『家庭科教育 73(4)』p58-62)
石井とめ子「近代看護成立時における看護婦の制服・看護衣について」(『日本服飾学会誌 14』p35-41)
杉宮克子「駆け足で振り返る看護衣の歴史」(『Nurse eye 14(1)』p21-24)
Web情報
《大阪大学医学部付属病院看護部》に「阪大病院看護職員 白衣の変遷」あり。
(http://www.hp-nurse.med.osaka-u.ac.jp 2008/06/24最終確認)
《東京大学医学部付属病院》に「東大病院だより」No.50に「ナースの誕生-制服と制帽の歴史的変遷-」あり。
(http://www.h.u-tokyo.ac.jp 2008/06/24最終確認)
- 回答プロセス
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NDC分類〈383〉の棚を調査する。
『服飾大百科事典 上』に「看護服」の項目あり。イラスト4点あり。
看護関係の資料を調査する。
『写真でみる日本近代看護の歴史 先駆者を訪ねて』は1940年までを対象。各章の所々に写真あり。
『看護のあゆみ 明治・大正・昭和を通して』 口絵に明治期、大正期、昭和10、20年代、現在の写真数点掲載あり。明治期全般の服装についても記述あり。
『慈恵看護教育百年史』 明治20年頃、昭和16年頃、昭和38年頃の写真あり。
『日本赤十字看護教育のあゆみ』 看護学生の看護の集合写真あり。
『服飾文献目録 1994/2000』の事項索引から〈看護婦・看護人〉または〈看護衣〉で20点以上の論文あり。
《NDL-OPAC(雑索)》で〈看護衣〉〈看護服〉〈看護 & 制服〉で検索したところ13点あり。
この中で看護衣の変遷に関連しそうな論文は「鍋島家の服飾遺品(4) 篤志看護婦人会制服・看護服」「制服について-看護婦の白衣」「近代看護成立時における看護婦の制服・看護衣について」「駆け足で振り返る看護衣の歴史」の4点。
県内の図書館で所蔵している雑誌については、国立女性教育会館などの所蔵館に内容確認を依頼する。
《Google》を〈看護衣〉〈看護服〉〈看護 & 制服〉で検索する。
阪大病院と東大病院のWebサイトに服装の変遷の写真あり。
- 事前調査事項
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「服飾辞典」(文化出版局)「世界の服装 1 ユニフォーム・制服」(リブリオ出版)
- NDC
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- 衣食住の習俗 (383 9版)
- 衛生学.公衆衛生.予防医学 (498 9版)
- 衣服.裁縫 (593 9版)
- 参考資料
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- 『服装大百科事典 上』(文化出版局 1981)
- 『写真でみる日本近代看護の歴史 先駆者を訪ねて』(医学書院 1984)
- 『看護のあゆみ 明治・大正・昭和を通して』(東京大学医学部附属病院看護部 1991)
- 『慈恵看護教育百年史』(東京慈恵会 1984)
- 『日本赤十字看護教育のあゆみ』(蒼生書房 1988)
- 石井とめ子「鍋島家の服飾遺品(4) 篤志看護婦人会制服・看護服」(『大妻女子大学紀要 家政系31』p1-18)
- 三沢幸江「制服について-看護婦の白衣」(『家庭科教育 73(4)』p58-62)
- 石井とめ子「近代看護成立時における看護婦の制服・看護衣について」(『日本服飾学会誌 14』p35-41)
- 杉宮克子「駆け足で振り返る看護衣の歴史」(『Nurse eye 14(1)』p21-24)
- キーワード
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- 服装-歴史
- 看護師-日本
- 服飾-看護衣
- 照会先
- 寄与者
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- 国立女性教育会館
- 備考
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国会図事務局よりコメントをいただき誤記訂正する(2009/06/05)。
『日本服飾学会誌 14』が『日本服飾学会誌 41』となっていた。本誌は20号で終刊との指摘をいただき、調査資料の『服飾文献目録 1994/2000』を再確認する。
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 図書館
- 登録番号
- 1000052546