レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022年07月05日
- 登録日時
- 2022/07/18 18:46
- 更新日時
- 2022/09/11 16:01
- 管理番号
- 蒲郡-2022-07051-A
- 質問
-
未解決
蒲郡市役所にある壁画について知りたい。2つあり、一つは新館に、もう一つは中庭にある。市役所の間取りなども分かれば見たい。
- 回答
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中庭の壁画については、「広報がまごおり」昭和37(1962)年3月15日号に詳細が写真とともに掲載。
記事タイトルは「織物の壁画 市役所中庭にできる」
原画は松本恵行画伯。京都の泰山タイル製陶所作成。古くからの蒲郡の産業にちなんで、4人の人が織物を製造しているところを抽象的に描いたもの。
壁画の高さは10.5メートル、幅5.4メートル。
昭和37年3月5日に完成したと思われる。(『一市民が見た蒲郡市制50周年史』p22より)
新館の壁画については、愛知県の陶芸家鈴木青々氏の作品とわかった。新館落成の時にお披露目されたと思われる。(「東海日日新聞」昭和55年2月4日3面)
市役所の現在の間取りはホームページで確認できるが、新館が建てられた当初の間取りまではわからず。
- 回答プロセス
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1.愛知県蒲郡市公式ホームページより、「市役所各階の配置図」をみることができる。これは現在の市役所の配置図で、各階の配置図をみても、壁画についての記載はない。
2.郷土資料室の書架を見てみる。蒲郡市史などを見て壁画について探してみるが、特に見つからず。
3.「蒲郡新聞」「東日新聞」「東愛知新聞」など地域新聞を見てみるが、見つからず。
4.広報がまごおりをあたる。自館に所蔵のある昭和39年からあたってみる。昭和55年1月15日号に新庁舎完成の記事があったため見てみるが、各課の配置図はあるが、壁画についての記載はない。
「おいでん」にも記載なし。
5.ネット検索にて「蒲郡市役所」「壁画」などで調べてみるも、それらしい情報は見つからず。
6.SNSで検索。「蒲郡」「壁画」で検索したところ、タイルの研究をされている方のつぶやきの中に、蒲郡市役所中庭の壁画についての記載があった。参考資料として「広報がまごおり」昭和37年3月15日号のアーカイブへのリンクがあった。
7.自館に所蔵のない年のものになるので、アーカイブを見る。記事タイトル「織物の壁画 市役所中庭にできる」の記事が見つかる。
8.上記の情報を利用者に伝えた。
- 事前調査事項
- NDC
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- 中部地方 (215)
- 地方自治.地方行政 (318 10版)
- 参考資料
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- 市役所各階の配置図 https://www.city.gamagori.lg.jp/unit/gyosei/floor-1.html(2022.7.18確認)
- 「広報がまごおり」,蒲郡市広報
- 蒲郡名撰「おいでん」 ,タウン誌
- 蒲郡新聞、蒲郡新聞社
- 広報がまごおり昭和37年3月号 https://www.city.gamagori.lg.jp/site/kohogamagori/kouhou-3703.html(2022.7.18確認)
- 中日新聞、中日新聞社
- 東海日日新聞、東海日日新聞社
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芦川訓雄 [編] , 芦川, 訓雄. 一市民が見た蒲郡市制50周年史 : 昭和29年4月~↔平成16年4月. 芦川訓雄, 2004.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I096671620-00
- キーワード
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- 蒲郡市役所
- 壁画
- 中庭
- 新館
- 新庁舎
- 照会先
- 寄与者
- 備考
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その後、地域新聞などを再度調査。
・昭和37年3月5日蒲郡市役所中庭にタイル張りの「織物の壁画」ができる。(『一市民が見た蒲郡市制50周年史』p22)
・「白亜の新庁舎」(「東海日日新聞」昭和55年2月4日3面)写真と「1階ロビーには陶芸家鈴木青々氏作の大壁画」の見出しあり
別件の調査で、建築設計をした石本建築事務所に問い合わせる。関連資料の情報を提供していただいた。
・蒲郡市庁舎パンフレット(1961)…見取り図の掲載があったが、壁画については書かれていなかった。
・『石本建築事務所50年の軌跡』…こちらにも壁画の情報はなし。
なお、こちらはすべて複写資料のため、希望者への閲覧のみ可能。
- 調査種別
- 文献紹介 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000318968