レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021年04月06日
- 登録日時
- 2021/04/06 11:02
- 更新日時
- 2021/08/13 14:00
- 管理番号
- 名古屋市守-2021-006
- 質問
-
解決
名古屋市守山区の白沢渓谷近くに川東山古墳がある。そのあたりに行った際、川沿いに「余慶の碑」という石碑が立っていたが、これは古墳と関係があるのか?
- 回答
-
『もりやま 第5号』によると、余慶の碑は安藤忠三郎の顕彰碑ですので、川東山古墳とは関係がないと思われます。
- 回答プロセス
-
(1)『守山の遺跡と遺物』p.46-48に川東山古墳群についての記述が見つかりました。各古墳の出土品などが載っていましたが、石碑についての記述は見つかりませんでした。
(2)『もりやま 5号』に「守山の石碑(その1)-記念碑・顕彰碑・句碑・道標他-」という特集があり、顕彰碑の項目p.54に、「余慶之碑」に刻まれている文面とその解説がありました。文面を要約すると、安藤忠三郎が明治9年に払い下げを受けた官有地が、明治30年に誤って公有林に編入されてしまったものが、大正7年5月に名義変更でき、共有土地定款を作ったということです。碑の建立は大正9年10月です。
以上のことから、古墳と碑とは関係がないと思われます。
- 事前調査事項
- NDC
-
- 日本 (291)
- 中部地方 (215)
- 参考資料
-
-
名古屋市博物館 編 , 名古屋市博物館. 守山の遺跡と遺物. 名古屋市博物館, 1984.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001674375-00 -
守山郷土史研究会/編 , 守山郷土史研究会. もりやま 第5号. 守山郷土史研究会, 1986.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I026018102-00
-
名古屋市博物館 編 , 名古屋市博物館. 守山の遺跡と遺物. 名古屋市博物館, 1984.
- キーワード
-
- 川東山古墳
- 余慶の碑
- 安藤忠三郎
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000296685