レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020年10月15日
- 登録日時
- 2022/07/22 10:28
- 更新日時
- 2022/10/30 15:50
- 管理番号
- 埼熊-2022-024
- 質問
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解決
縄文時代にどんぐりを貯蔵穴に保存して食べていたようだが、どのように保存していたのかがわかる資料を探している。
- 回答
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以下の資料を紹介した。
『日本考古学論集 2 集落と衣食住』(斎藤忠編 吉川弘文館 1986)
p447「第4表 貯蔵庫出土食用植物一覧」に全国の貯蔵庫の規模と植物名あり。
p451-454 貯蔵庫の断面図あり。
p455 貯蔵穴に関する考察あり。
『縄文人はパン食だった 縄文人の食生活』(山内義治著 渓水社 1995)
p68-74 貯蔵穴の形態についての記述あり。
『縄文人の末裔たち ヒエと木の実の生活誌』(畠山剛著 彩流社 1989)
貯蔵穴の役割と保存法についての記述あり。
『卑弥呼の食卓』(大阪府立弥生文化博物館編 金関恕監修 吉川弘文館 1999)
p36-37「ドングリピット」に、「なかにイチイガシやシイなどの皮付きの実がぎっしりと詰まり、その上を木の葉で覆い、さらに入口を粘土で密封した様子が観察される。」とあり。
『縄文時代の植物食』(渡辺誠著 雄山閣出版 1984)
p41「第7図 南方前池遺跡貯蔵穴模式図」あり。
『さらにわかった!縄文人の植物利用』(工藤雄一郎[ほか]編 新泉社 2017)
p110-114「編みかごの用途」にどんぐりの収納実験の様子あり。
渡辺誠著「保存食だったドングリやトチ」(『科学朝日 38(9)』p49-53 朝日新聞社 1978.9)
ドングリの調理法が写真つきで掲載されており、縄文時代も同様であったという論考あり。保存方法について記述あり。
- 回答プロセス
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1 自館目録を〈縄文 & 食 & NDC分類:3〉〈ドングリ〉〈木の実〉〈縄文 & 食 & NDC分類:2〉〈縄文 & 食〉で検索する。
2 NDC分類〈210〉〈383〉の資料を確認する。
3《CiNii Articles》(http://ci.nii.ac.jp/ 国立情報学研究所)を〈縄文 & 貯蔵〉〈縄文 & どんぐり〉)〈縄文 & 貯蔵穴〉で検索する。
4《Google》(http://www.google.co.jp/ Google)を〈どんぐり & 縄文時代 & 貯蔵 & .ac.jp〉で検索する。
《国立歴史民俗博物館》(https://www.rekihaku.ac.jp/index.html 国立歴史民俗博物館)
藤尾慎一郎著「生業からみた縄文から弥生」(https://www.rekihaku.ac.jp/kenkyuu/kenkyuusya/fujio/seigyo/jomon.html 国立歴史民俗博物館)
ドングリと貯蔵穴についての記述あり。
参考文献に『日本考古学論集 2 集落と衣食住』あり。
ウェブサイト・データベースの最終アクセス日は2020年10月15日。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本史 (210 9版)
- 衣食住の習俗 (383 9版)
- 参考資料
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- 『日本考古学論集 2 集落と衣食住』(斎藤忠編 吉川弘文館 1986)
- 『縄文人はパン食だった 縄文人の食生活』(山内義治著 渓水社 1995) , ISBN 4-87440-367-0
- 『縄文人の末裔たち ヒエと木の実の生活誌』(畠山剛著 彩流社 1989)
- 『卑弥呼の食卓』(大阪府立弥生文化博物館編 金関恕監修 吉川弘文館 1999) , ISBN 4-642-07758-8
- 『縄文時代の植物食』(渡辺誠著 雄山閣出版 1984) , ISBN 4-639-00353-6
- 『さらにわかった!縄文人の植物利用』(工藤雄一郎[ほか]編 新泉社 2017) , ISBN 978-4-7877-1702-3
- キーワード
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- ドングリ
- 食生活-日本-歴史-原始時代
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 歴史
- 質問者区分
- 図書館
- 登録番号
- 1000319055