レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2007/10/26
- 登録日時
- 2008/01/31 02:10
- 更新日時
- 2008/02/15 16:35
- 管理番号
- 埼浦-2007-097
- 質問
-
解決
誠廬(セイロ)と西馬(サイバ)の関係が分かる資料を探している。俳諧の分野に資料があるかもしれない。
※誠廬(本名:小室元長 小室家五代目 1822-1885)、西馬(本名:冨所豊三郎弘門)である。
- 回答
-
関係を示す資料と記述箇所は下記の通り。
『都幾川村史 通史編』(都幾川村 2001)p483-486 「在村医如達堂と小室家」より、小室家が俳諧に深い関わりがあると分かる。ただし、本文中には、誠廬と西馬の直接の関係を示す記述はなし。
『橿寮碩布と春秋庵をめぐる人々』(まつやま書房 1986)p206-207
『小室家文書目録』(埼玉県立文書館 1997)p14-15
※各資料の記述内容については、回答プロセスを参照のこと。
- 回答プロセス
-
『都幾川村史 通史編』(都幾川村 2001)
p483-486「在村医如達堂と小室家」によれば、小室家の三代元長(俳号足羽)、四代元貞(俳号為一)、五代元長(俳号誠廬)とも俳諧を嗜み、春秋庵門流の人々と交流があったとのこと。ただし、本文中には、誠廬と西馬両者の直接の関係を示す記述はなし。同頁に「嘉永六年(一八五三)正月、久米逸淵や西馬を招いて歌仙を巻いている(小室開弘家文書2709)。」という記述がある。
p484、p486には誠廬の解説あり。
『橿寮碩布と春秋庵をめぐる人々』(まつやま書房 1986)
p206-207に、『俳諧連歌集』(嘉永6年正月)の連句の一部が紹介されており、足羽、為一、誠廬の小室家三代と、西馬その他の俳句が掲載されている。解説には「逸淵西馬師弟等を迎えて、新年の歌仙を巻いた」とあり。
『小室家文書目録』(埼玉県立文書館 1997)
p14-15には、「特に、逸淵の弟子である西馬とは交遊が厚く、西馬の嘉永2年(1849)『鳳朗発句集』刊行に際しては、父為一(元貞)とともに資金援助を行っている。(No.1014)」との記述あり。これはp121〔文書番号:1014、表題:鳳朗句集料ニ付書状〕の解題。
- 事前調査事項
- NDC
-
- 詩歌 (911 9版)
- 貴重書.郷土資料.その他の特別コレクション (090 9版)
- 関東地方 (213 9版)
- 参考資料
-
- 『都幾川村史 通史編』(都幾川村 2001)
- 『橿寮碩布と春秋庵をめぐる人々 武蔵山の辺の俳諧史』(まつやま書房 内野勝裕 1986)
-
『小室家文書目録』(埼玉県立文書館 1997)
- キーワード
-
- 俳諧
- 誠廬(セイロ)
- 小室 元長(コムロ ゲンチョウ)
- 西馬(サイバ)
- 史料-都幾川村(現ときがわ町)-毛呂山町-埼玉県
- 郷土資料
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000041412