レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2007/10/19
- 登録日時
- 2008/11/13 02:11
- 更新日時
- 2008/11/21 14:29
- 管理番号
- 埼久-2008-002
- 質問
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未解決
①熊谷市の久下・私市氏について、②東皎寺と長契寺の建立場所についてそれぞれ知りたい。
- 回答
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①熊谷市の久下氏については、『熊谷市郷土文化会誌 34』に記載あり。
②東皎寺と長契寺の建立場所については、記載資料見あたらず。
- 回答プロセス
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①『熊谷市郷土文化会誌34』p77-88、日下部朝一郎「熊谷市史外伝」に記載あり。内容は、熊谷の歴史に関わる人物についての抄録。その項目に、久下次郎重光と久下直光があり、重光は、久下東竹院開基、久下氏の紋所の由来、直光は、熊谷直実との関係、久下鍛冶の由来等に 関する記述があり。
②開山の峻翁令山(しゅんおうれいざん)に関する資料として、『峻翁令山禅師 国済寺開山』(国済寺 1989)が、現在出版されている資料ではもっとも詳しいものと思われる。p59は「諸寺の開創」となっており、東皎寺と長契寺の記載もあり、p62では「長契寺は寺跡不明」、p63では「東皎寺は…今その遺跡は不詳である。」と記述。
これらの資料及び仏教関係や人名事典に引用されている文献の出典は、「本朝高僧伝」「延宝伝灯録」「扶桑禅林僧宝伝」等の古典籍に依拠しているものが大部分。開山開基に触れられてはいても、現在の地名までの言及は見あたらず。
『埼玉の中世寺院跡』(埼玉県教委 1992)にp142-143に熊谷市の中世寺院跡地図が掲載されているが、問合せの寺院、寺院跡は見あたらず。
その他調査済み資料
『新編武蔵風土記稿 第10・11巻』『武蔵国郡村誌 第9・11巻』『熊谷市史 前篇・後篇』『騎西町史 通史編』
『騎西町史 補遺編』『騎西町史 中世資料編』『加須市史 資料編』『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』『加須市の神社・寺院』『国済寺 さきたま文庫35』『禅学大辞典 新版』『埼玉人物事典』
- 事前調査事項
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熊谷人物事典のp92に久下氏の参考文献として熊谷市郷土文化会誌34号p78・79が紹介されている。同24号p58に久下氏について記載がある。『騎西町史 中世資料編』のp32-33に記載されている「峻翁令山和尚行録」中に武州久下郷の私朝臣が東皎寺と長契寺を建立したとある。
- NDC
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- 関東地方 (213 9版)
- 貴重書.郷土資料.その他の特別コレクション (090 9版)
- 寺院.僧職 (185 9版)
- 参考資料
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- 『熊谷市郷土文化会誌 34』(熊谷市郷土文化会 1979)
- 『国済寺開山 峻翁令山禅師』(禅文化研究所 常興山国済寺 1989)
- キーワード
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- 久下(氏)
- 私市(氏)
- 東皎寺-長契寺
- 寺院-埼玉県
- 郷土資料
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000048907