レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2010/08/04
- 登録日時
- 2010/08/19 02:00
- 更新日時
- 2022/08/15 15:52
- 提供館
- 京都市図書館 (2210023)
- 管理番号
- 右中-郷土-24
- 質問
-
解決
閑院宮(かんいんのみや)邸跡について知りたい。
- 回答
-
閑院宮邸跡は京都市上京区京都御苑の西南角に位置し,江戸時代の様子を今に伝える貴重な公家屋敷跡として大切に保存されています。
参考資料によると,閑院宮邸は正徳6(1716)年に造営され,天明の大火(1788年)で焼失,その後再建され,明治10(1877)年まで屋敷として使用されました。閑院宮家が東京へ移住してからは,華族会館や裁判所に使用され,明治16年に改修後,宮内省京都支庁が設置されました。後に宮内省から厚生省,環境省と所管が代わり,平成15年から18年にかけて全面的な改修と周辺整備が行われました。
現在の閑院宮邸跡の敷地面積は約9500㎡,主屋は中庭を囲む木造平屋建の四つの棟で構成されています。南棟には京都御苑の自然や歴史について展示する収納展示室が設けられ,一般に公開されています。
【資料1】では閑院宮邸の江戸時代の様子や,建物の保存工事と庭園の復元整備の様子が写真入で紹介されています。
【資料2】は季刊で発行されている広報紙で,第83号では建物の概要,工事の基本方針,工事施工について写真入で紹介,臨時増刊号では閑院宮邸跡開館特集号として,閑院宮邸跡保存活用事業,建物改修工事,庭園修復整備について写真入で紹介されています。
- 回答プロセス
-
京都御苑に関する資料を確認しましたが,平成18年完成の全面改修以前に発行された資料で,建物や庭園についての詳しい記述を見つけることは出来ませんでした。
インターネット上では,京都御苑のホームページ(https://www.env.go.jp/garden/kyotogyoen/2_guide/map2_kaningu.html)や,閑院宮邸跡収納展示館のホームページ(https://kan-in-nomiya-teiato.jp/)で概要を見ることが出来ます。(2022年8月15日確認)
- 事前調査事項
- NDC
-
- 日本 (291 8版)
- 造園 (629 8版)
- 参考資料
-
- 【資料1】『国民公園京都御苑 自然と歴史』(環境省京都御苑管理事務所 [2006])
- 【資料2】「京都御苑ニュース第83号(平成16年9月1日発行),臨時増刊号(平成18年4月15日発行)」(国民公園協会京都御苑)
- キーワード
-
- 閑院宮邸跡
- 京都御苑
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 閑院宮家は伏見宮,桂宮,有栖川宮と並ぶ四親王家の一つで,宝永7(1710)年に創立されました。
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000070165