レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2009年02月14日
- 登録日時
- 2010/02/16 02:10
- 更新日時
- 2014/09/04 00:30
- 管理番号
- 10-0A-201001-01
- 質問
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解決
『ハムレット』の登場人物「オフィーリア」の名前の由来、意味を知りたい。
- 回答
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「Ophelia ♀ (オフェーリア) 1504年にイタリアの詩人J.サンナザロによって書かれた牧歌的作品『アルカディア』ではOfeliaと綴られている。この名は作者の造名らしいが、ギリシア語Ophelia、“help”にヒントを得たものと思われる。シェークスピアが『ハムレット』によってこの名前を有名にし、時々使用されたがまれでほとんど使用される見込がない。」とあり。
(『アメリカ人名辞典-ファーストネームの由来と歴史』p237より)
- 回答プロセス
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1.『架空人名辞典欧米編』(教育社編:教育社:1986)
由来の記述なし。
2.『シェイクスピア大事典』(荒井 良雄・大場 建治・川崎 淳之助編集主幹:日本図書センター:2002)
p747「オフィーリア」Ophelia 由来の記述なし。
3.『シェイクスピア作品・人物辞典』(伊形 洋著:研究社:2002)
p252「オフィーリア」由来の記述なし。
4.商用データベースを調査
「Japan Knowledge(ジャパンナレッジ)(事典・辞書等) 」,「KOD研究社オンライン辞書検索サービス(英語辞書他) 」、「ネットで百科(百科事典)」、「ブリタニカ・オンライン・ジャパン(日・英百科事典)」などで“オフェーリア”、“オフィーリア”を検索するが、由来は出てこない。
5.『ヨーロッパ人名語源事典』(梅田修著:大修館書店:2000)
由来の記述なし。
6.『英米人の姓名 : 由来と史的背景』(木村 正史著:弓書房:1980)
由来の記述なし。
7.『the Oxford English dictionary:2nd ed.vol.10』(Oxford:Oxford University Press:1989)など英英辞典
「ophelia」 の項目なし。
8.CiNii - NII論文情報ナビゲータ http://ci.nii.ac.jp/(2010.2.15確認)
“オフィーリア”を検索すると、多数の論文あり。
名前の語源に触れたものの有無は論文名からは不明。
9.google book http://books.google.co.jp/(2010.2.15確認)を調査
“オフィーリア”ד由来”で検索。
Studies of humanities and social sciences, 第 77~78 巻 著者: B?ei Daigakk?
(防衛大学紀要か?)p151に「「扶い」を意味するギリシア語「オペレイア」のから派生したものだろうと推測する学者もいる」 との記述がある様子だが、当館所蔵なしで確認できず。
10.google scholar http://scholar.google.co.jp/(2010.2.15確認)を調査
“オフィーリア”ד由来”、“オフィーリア”ד語源”、“オフィーリア”דギリシャ”などで検索するが、該当しそうなものは見つからず。
11..『アメリカ人名辞典-ファーストネームの由来と歴史』(G.R.スチュアート著:北星堂書店:1983)
p237に記載あり。
- 事前調査事項
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oogleで“オフィーリア”ד由来”、“オフィーリア”ד語源”などで検索。
鈴木五郎著「オフィーリアの祈り」(『慶應義塾大学日吉紀要 英語英米文学』No.46 (2005. 3) ,p.177- 205)p190より「オフィーリアというギリシャ語の名前の語源が指し示しているように」とあり。
http://koara.lib.keio.ac.jp/xoonips/modules/xoonips/detail.php?koara_id=AN10030060-20050331-0177 (2010.01.28確認)
- NDC
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- 戯曲 (932 9版)
- 北アメリカ (285 9版)
- 参考資料
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- 『アメリカ人名辞典-ファーストネームの由来と歴史』(G.R.スチュアート著:北星堂書店:1983)<当館書誌ID0080078673>
- キーワード
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- ハムレット
- オフェーリア
- シェークスピア
- 人名
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 商用データベース「ネットで百科(百科事典)」は2013年3月末でサービス終了しました。
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 図書館
- 登録番号
- 1000063498