レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014年03月30日
- 登録日時
- 2014/11/28 16:38
- 更新日時
- 2015/01/08 14:33
- 管理番号
- 埼熊-2014-084
- 質問
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解決
忍者関連の資料で「ヨシモリヒャクセン」というものがあるそうだが、「ヨシモリ」とはどんな人物で、「ヨシモリヒャクセン」とはどのような書物か知りたい。
- 回答
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記述のあった以下の資料を紹介した。
『鎌倉・室町人名事典』(安田元久編 新人物往来社 1985)
p56「伊勢義盛」の項あり。
『忍の里の記録 郷土の研究 10』(石川正知著 翠楊社 1982)
p36-38「(9)伊勢三郎義盛」
「義経の武将で四天王の一人といわれた伊勢三郎義盛の方が、甲賀・伊賀の先祖として親しまれている。この義盛が作ったという『義盛百首』という忍歌(忍者の心得を歌にして伝えたもの)がある。これは江戸時代になってからつくられたのではないかともいわれているが、義盛が忍者の師として、また祖の一人として考えられていたことを示すものとしておもしろい。」とあり。
土井大介著「忍術伝書・忍歌の世界」(『歴史読本 第49巻第8号』p168-173 新人物往来社 2004)
「『義盛百首』は源義経の将・伊勢三郎義盛が残したと伝える百首歌である。実際に義盛の作である可能性は低いが、義盛が山賊を出自とし、夜襲を得意としていたなど、後世忍者的資質を持つ武将として位置づけられる点には注意してよいだろう。」とあり。
その他、以下の資料に本文が収録されている。
『武道歌撰集 下』(今村嘉雄編 第一書房 1989)
「戦国武士の心得『軍法侍用集』の研究」(古川哲史著 ぺりかん社 2001 県内公共図蔵)
- 回答プロセス
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《レファ協DB》で類似事例を検索したほか、参考図書や《GoogleBooks》(http://books.google.co.jp/ Google 2014/03/30最終確認)を検索した。
- 事前調査事項
- NDC
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- 個人伝記 (289 9版)
- 武術 (789 9版)
- 参考資料
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- 『鎌倉・室町人名事典』(安田元久編 新人物往来社 1985) , ISBN 4-404-01302-7
- 『忍の里の記録 郷土の研究 10』(石川正知著 翠楊社 1982) , ISBN 4-88066-110-4
- 『歴史読本 第49巻第8号』(新人物往来社 2004)
- 『武道歌撰集 下』(今村嘉雄編 第一書房 1989)
- 「戦国武士の心得 『軍法侍用集』の研究」(古川哲史著 ぺりかん社 2001) , ISBN 4-8315-0971-X
- キーワード
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- 伊勢 義盛(イセ ヨシモリ)
- 義盛百首
- 忍術
- 忍歌
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 人物
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000163758