レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2010/10/01
- 登録日時
- 2011/06/01 02:07
- 更新日時
- 2024/03/30 00:34
- 管理番号
- M10100613457535
- 質問
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「百済」という言葉は韓国語では「ペクチェ」と発音するそうだが、なぜ日本では「くだら」と読むようになったのか。その由来を知りたい。
- 回答
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『日本国語大辞典;第4巻』の「くだら(百済)」の項を見ると、その語誌について、「「百済」をクダラと訓む由来には諸説あるが、馬韓地方に原名「居陀羅」と推定される「居陀」という地名があり、これがこの地方の代表地名となり、百済成立後、百済の訓みになったという説が最も合理的か。」と説明されている。さらに、語源説としては「クは大の意。タラは村落の義」とも説明されており、語誌、語源説共にその他の説に付いても記載がされている。また、『朝鮮を知る事典』では、「くだら(百済)Paekche」の項に、「(ひゃくさい)と音読するのが一般的であるが、日本では大村などを意味する朝鮮の古語を訓読して(くだら)と呼びならわしている。」と解説されている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 朝鮮 (221 9版)
- 参考資料
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- 日本国語大辞典第二版編集委員会,小学館国語辞典編集部編『日本国語大辞典
- 第4巻』小学館,2001,1453p.参照はp.887.伊藤亜人監修『朝鮮を知る事典』平凡社,2000,611p.参照はp.91.
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2010100613485457535
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢
- 登録番号
- 1000086969