レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2006/09/21
- 登録日時
- 2007/05/25 02:10
- 更新日時
- 2008/12/27 14:33
- 管理番号
- 埼浦-2006-252
- 質問
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解決
『吉野作造選集 14 日記』のp327にある、改造社の肝いりで大正12年9月23日に結成した「二十三日会」のメンバーで該当箇所に挙げられた人物のうち、姓しかわからない次の3人のフルネームを知りたい。
①末弘○○、②中野○○、③堀江○○、他のメンバーでわかっているのは徳田徳三、渡辺鉄三、下村宏。
- 回答
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「政府・戒厳令関係資料」(県内公共図蔵)に「震災に関する県議請願」中に二十三日会の請願が掲載されていて、その末尾に二十三日会会員の氏名あり。それによると質問の3者は、堀江帰一、中野正剛、末弘嚴太郎である
『20世紀日本人名事典』にて確認。上記3名とも項目あり。読みはホリエ キイチ、ナカノ セイゴウ、スエヒロ イズタロウ
以上を回答する。
《NDL-OPAC》を著者名検索。読み方は上記と同様。
- 回答プロセス
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『吉野作造選集 14』を調査、該当箇所の確認。解説(p393-415)を見るが、下村宏の名前のみで、他はなし。
『国史大辞典 15 事項索引』に〈二十三日会〉の項目なし。
『国史大辞典 15 人名索引』から徳田、渡辺、下村の項目を調査するが、関連する記述なし。
『日本近代文学大事典』を上記3名、及び〈二十三日会〉で調査するが手がかりなし。
《ブックコンテンツ》を〈二十三日会〉で調査するが手がかりなし。
『吉野作造選集 別巻 書簡・年譜・著作年表ほか』を調査、年譜p97に二十三日会について記述あり。堀江帰一の名がある。
《NDL-OPAC(雑索)》及び《BOOKPLUS》を〈二十三日会〉で調査するが手がかりなし。
『中国・朝鮮論』「朝鮮人虐殺事件に就て(1923)」に二十三日会について記述なし。年譜・解説にも手がかりなし。
《Google》を〈吉野作造 & 中野〉で検索したところ一橋大学大学院社会学研究科・加藤哲郎氏の論文内に「末弘嚴太郎(スエヒロ イズタロウ)」の名あり。
《Google》を〈吉野作造 & 中野〉で検索したところ吉野作造記念館だより9号に紹介されている「佐々木平太郎日記」に吉野作造、中野正剛の名あり。
《レファレンス情報システム》を〈二十三日会〉で検索したところ次の2点がヒットする。
①「日本社会労働運動資料集成」(マイクロフィルム)(国会図蔵)
②「政府・戒厳令関係資料」
②を取り寄せて調査したところ回答の記述を得る。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本史 (210 9版)
- 個人伝記 (289 9版)
- 団体 (060 9版)
- 参考資料
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- 「政府・戒厳令関係資料」(県内公共図蔵)
- 『20世紀日本人名事典 あ~せ、そ~わ』(日外アソシエーツ 2004)
- キーワード
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- 二十三日会
- 吉野 作造(ヨシノ サクゾウ)
- 人名-団体
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 人物
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000035078