レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2004/08/17
- 登録日時
- 2005/02/17 02:17
- 更新日時
- 2009/06/25 09:43
- 管理番号
- 埼浦-2004-034
- 質問
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解決
江戸時代における和製糖業の発祥事情を調べている。「和製砂糖諸用留」に県内の諸村を訪れた記録があるが、それに関する資料はあるか。
- 回答
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『鳩ヶ谷市史 史料1 肥留間家文書(1)』『大滝村誌 資料編8 千島家文書』の2点に該当記述あり。ただし、目次や目録等で文書の内容が確認できたもののみ。
- 回答プロセス
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以下の資料には該当なし。
『埼玉県史 近世7 資料16 産業』p222「自天保六年至堂十二年足立郡中分村矢部家万作物取高覚帳」の中に砂糖茶覚あるが、該当のものとは違う。
『寄居町史 近世資料編』に文政2年「甘藷作りの調」あるが、甘藷はサツマイモのこと。
『大利根町史 資料編・上』p490に「甘蔗をつくらないという」文書はあった。
その他『武蔵国村明細長集成』、各市史資料編の目次、目録を見た。
- 事前調査事項
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情報源:武蔵国橘樹(たちばな)郡大師河原村池上太郎左衛門幸豊が諸藩を巡回して甘蔗(さとうきび)の栽培方法と砂糖製法を伝授したが、彼の記した「和製砂糖諸用留」によると製糖法等を伝授しに県内を訪れた時期と氏名及び証人が以下のように記されている。
①明和7年4月(1770) 武蔵国足立郡上新田村(現鳩ヶ谷市) 被伝授人:重右衛門 証人:治兵衛
②同年 同国同郡鳩ヶ谷宿(現鳩ヶ谷市) 被伝授人:七平衛 証人:祐元
③寛政元年2月(1789) 武蔵国埼玉郡小林村(現越谷市) 被伝受人:庄助 証人:善兵衛
④寛政7年4月(1795) 武蔵国男衾甘粕村(現寄居町) 被伝授人:太兵衛
以上4点に関しての県史郡史市町村史等で関連する記事があったらほしいとのこと。
- NDC
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- 食品工業 (588 9版)
- 貴重書.郷土資料.その他の特別コレクション (090 9版)
- 関東地方 (213 9版)
- 参考資料
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- 『鳩ヶ谷市史 史料1 肥留間家文書(1)』(鳩ヶ谷市 1981)
- 『大滝村誌 資料編8 千島家文書』(大滝村 1982)
- キーワード
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- 砂糖-歴史
- 史料-江戸時代-埼玉県
- 郷土資料
- 鳩ケ谷市-大滝村(現秩父市)-埼玉県
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000020275