レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020年09月17日
- 登録日時
- 2021/09/13 10:46
- 更新日時
- 2021/12/15 16:45
- 管理番号
- 水戸中2021-017
- 質問
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解決
常陸国風土記のなかで、漢文で「疾粟河」と書かれている部分のふりがなについて。
粟河(あわかわ)は那珂川のこと。「疾き粟河」として「はやきあわかわ」と読めば意味が通ると思うのだが、翻訳されたものは疾の字を書き替えて違う字を当てている。
「疾粟河」の読み方を知りたい。
- 回答
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角川の『大字源』をみると疾の字は「はやき」のほか「とき」とも形容詞読みがある。
崙書房『口訳常陸国風土記 その歴史と文学』p.186の記述
→「挟むについて 挟、渡、疾は駅家の位置について考察の対象になる。水戸市史199頁参照」とあり
『水戸市史 上巻』p.197~p.199に記述あり
→「疾粟河(ときあわかわ)と読んで~」
以上より、該当部の読み方は「とき あわかわ」と読むようである。
- 回答プロセス
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『茨城県の地名』那珂川の項目には特に記述なかった。
筑波書林 ふるさと文庫『口訳常陸国風土記』も記述なし。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本 (291)
- 参考資料
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根本亮著 , 根本, 亮. 口訳常陸風土記 : その歴史と文学. 崙書房, 1986.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000096-I002346186-00 -
水戸市史編さん委員会 編 , 水戸市. 水戸市史 上巻. 水戸市, 1963.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001053899-00
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根本亮著 , 根本, 亮. 口訳常陸風土記 : その歴史と文学. 崙書房, 1986.
- キーワード
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- 常陸国風土記
- 那珂川
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000304624