レファレンス事例詳細(Detail of reference example)
提供館 (Library) | 塩尻市立図書館 (2310060) | 管理番号 (Control number) | 塩尻651 | ||||||
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事例作成日 (Creation date) | 登録日時 (Registration date) | 2022年10月31日 15時31分 | 更新日時 (Last update) | 2023年06月01日 14時38分 | |||||
質問 (Question) | 北村美術館の四君子苑に関することを知りたい。できるだけ写真が多い資料がよい。 | ||||||||
回答 (Answer) | 【資料1】 p118 著者:富永譲氏と編者:後藤武氏との対談の中で、北村邸(現 四君子苑)設計時の逸話が紹介されている。 p121 北村邸(現 四君子苑の解説及び写真4枚(モノクロ)がある。 p122~123 四君子苑(旧北村邸)全体の平面図がある。 【資料2】 p183~191 「名建築レビュー 庭への視線をデザイン 伝統数寄屋と対峙する 吉田五十八*北村邸 文・石堂威(都市建築編集研究所)」の解説とカラー写真(撮影:永野一晃)、平面図の掲載がある。 【資料3】 p42~47 杉本博司氏による四君子苑の紹介・解説が写真入りで掲載されている。 【資料4】 p133~145 「四君子苑の石」として苑内の灯籠、石塔、つくばい等について解説とカラー写真がある。 p134 『四君子苑』の名の由来についての記載がある。 p148 「近代数寄屋建築の泰斗・吉田五十八先生を煩わしい改築」とあり、同氏が改築に関わった記載がある。 | ||||||||
回答プロセス (Answering process) | 「四君子苑」で検索したが当館の蔵書ではヒットがなく「北村美術館」で検索したところ【資料5】がヒットした。【資料5】では四君子苑の名前の由来と改築にあたり吉田五十八氏が関わっていることが判明した。なお、写真は苑内の灯籠、石塔、つくばい等が中心で建物自体の画像はない。 改築に吉田五十八氏が関わっていることから、「吉田五十八」で検索したところ当館の蔵書として【資料1】【資料2】【資料3】がヒットした。 【資料1】では北村邸が現在の四君子苑であること、建物や庭園の解説や平面図、白黒写真が確認できた。 【資料2】では外観や内部の様子がカラー写真で紹介されている。もともとは1940年に着工し1944年に完成した北村勤次郎邸を「山本五十八」が改築したものであり、同時に改修された庭園は京都の庭師・佐野越守に依頼したことなど四君子苑の逸話が紹介されている。 【資料3】では進駐軍により接収された母屋を廃屋とし、長唄で親交のあった吉田五十八に新たに設計してもらうことになるとの記述がある。また昭和数寄屋の名作として残された茶室と離れを、自身の新興数寄屋との対比の妙として捉え、ここに絶妙なる屋敷が完成することになると紹介文があり、その様子は掲載されている写真で解説されている。 【資料2】の参考文献として当館未所蔵の『京・数寄屋と茶庭 : 四君子苑百景』(北村美術館 編.講談社,1982)が紹介されているが、質問者からは確認不要とのこと。 | ||||||||
事前調査事項 (Preliminary research) | |||||||||
NDC |
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参考資料 (Reference materials) |
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キーワード (Keywords) |
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照会先 (Institution or person inquired for advice) | |||||||||
寄与者 (Contributor) | |||||||||
備考 (Notes) | |||||||||
調査種別 (Type of search) | 文献紹介 事実調査 | 内容種別 (Type of subject) | 質問者区分 (Category of questioner) | 社会人 | |||||
登録番号 (Registration number) | 1000323248 | 解決/未解決 (Resolved / Unresolved) | 解決 |