レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022年05月11日
- 登録日時
- 2022/05/14 15:07
- 更新日時
- 2022/05/23 15:15
- 管理番号
- 県立長野-22-023
- 質問
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解決
日本海軍暗号書について『インテリジェンスから見た太平洋戦争』原勝洋著 潮書房光人社 に出てくるが、暗号書Dの系列で「波」の読みは「ハ」か「ナミ」か。
- 回答
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防衛研究所資料閲覧室へ照会したところ、読みは「ハ」でよいとのこと。
- 回答プロセス
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1 当館では『インテリジェンスから見た太平洋戦争』を所蔵していないため、NDC分類391(戦略)の書棚で太平洋戦争時の日本海軍の暗号に関する資料を探す。
2 『暗号に敗れた日本』原勝洋ほか著 PHP研究所 2014 【391.6/ハカ】をみていくと、暗号書の系列についての記述見られる。p.286からの「ガタルカナル戦当時の「呂」暗号と「波」暗号」という項に、暗号書の変遷にかかわる記述に、「暗号書波壱」「呂壱使用規定」「海軍暗号書呂壱」などがあり、昭和18年4月1日の新乱数表に、「日本海軍略称:ロ一・ラ四(呂壱乱数表第四号)」と記されていた。これらのことから勘案すると、「ハ」という読みの可能性が高いと考えられた。
3 防衛研究所資料閲覧室へ照会したところ、「ハ」でよいとのこと。
<調査資料>
・『日本の暗号を解読せよ』 ロナルド・ルウィン著 草思社 1988 【391/51】
・『太平洋戦争暗号作戦 上・下』 エドウィン・T・レートン著 TBSブリタニカ 1987 【391/48】
・『コード・ガールズ』 ライザ・マンディ著 みすず書房 1987 【391/48】
- 事前調査事項
- NDC
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- 戦争.戦略.戦術 (391 10版)
- 参考資料
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原勝洋, 北村新三 著 , 原, 勝洋, 1942- , 北村, 新三, 1940-. 暗号に敗れた日本 : 太平洋戦争の明暗を分けた米軍の暗号解読. PHP研究所, 2014.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I025642163-00 , ISBN 9784569815527 (【391.6/ハカ】)
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原勝洋, 北村新三 著 , 原, 勝洋, 1942- , 北村, 新三, 1940-. 暗号に敗れた日本 : 太平洋戦争の明暗を分けた米軍の暗号解読. PHP研究所, 2014.
- キーワード
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- 暗号
- 日本海軍
- 暗号書D
- 照会先
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- 防衛研究所資料閲覧室【最終各印2022.5.14】
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 音訳 団体
- 登録番号
- 1000316187