以下の資料に関連の記述を確認しました。
・『巴波川 部屋河岸』(荒井邦/著 下野新聞社 2007)
p.97-117「第二部 うずま川の水運 第八章 洪水と渡良瀬遊水地」に、「江戸時代」、「明治・大正時代」、「昭和の洪水」の項があり、それぞれの時代の主な洪水について記述があります。(p.98-109)
・『巴波川 昭和の洪水を語る カスリーン台風から60年 あの惨状、二度と起こすまい!』(「巴波川-昭和の洪水を語る」編集委員会/編 下野新聞社 2009)
巴波川における主な洪水の実例、被害状況、避難生活の様子について記録されています。住民が語る洪水体験記の項もあります。
・『巴波川物語 第1巻』(稲葉誠太郎/著 栃木史心会 1974)
p.36-39「八、赤津川改良工事 その一」の項があり、本文中に明治以降、巴波川の洪水が起きた年代が記載されています。
・『内陸水路としての巴波川の研究 郷土調査と教材化‐昭和51年度宇都宮大学地理学研究後期内留報告書』(君島文夫/〔編〕 栃木市立栃木南中学校 1976)
p.54-67「関連年表」の項に、1394年から1976年までの巴波川に関する事項が記載されており、洪水についても記録されています。
・『栃木市史 史料編 近現代1』(栃木市史編さん委員会/編 栃木市 1981)
p.409-430「第三節 河川整備 ニ、巴波川・長野側・赤津川改良工事の実施概要」の項があります。
巴波川の洪水記録、被害概況、治水対策の陳情について記載があります。
・『ふるさとの想い出写真集 明治・大正・昭和 栃木』(日向野徳久/編 国書刊行会 1981)
p.40「明治の洪水 58.大暴風雨の爪痕」の項があります。明治三十五年九月、巴波川の支流の赤津川の氾濫後巴波川が洪水となった被害跡の写真が掲載されています。