レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012/03/09
- 登録日時
- 2012/11/04 02:01
- 更新日時
- 2012/11/04 02:01
- 管理番号
- 200176
- 質問
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解決
釜無川の民話を知りたい。
- 回答
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『釜無川の名の起こり』という題で旧若草町の伝説として載っていた。
『甲斐路ふるさとの民話と民謡』(志摩阿木夫:文)は、大人向けに書かれており、『山梨県の民話』(佐藤真佐美:再話)は、子ども向けに山梨の方言で書かれている。
<内容>今の若草町内の浅原という村に、心やさしく働き者の浅吉という若者がいました。ある日、ものすごい夕立ちがあり、浅吉の家の軒下に巡礼姿の若い娘が飛び込んできました。その娘を大変気に入り夫婦となりました。しかし、息子が留守のとき、嫁の正体を知ってしまった両親は、息子に別れるようにいいます。ものすごい嵐がやって来たある日、嫁は釜のふたを手にすると、嵐の中へとび出し水かさの増えた川に向かっていきました。そのとき、天からいなずまが走り、釜のふたに乗った嫁の姿がみるみるうちに大蛇に変身し、天に向かって昇っていきました。このありさまを見ていた村人たちは、あまりのすごさに恐れおののき、それ以来この村では釜を使わなくなり、浅吉の嫁が飛び込んだ川は、釜無川と呼ばれるようになりました。
- 回答プロセス
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郷土資料の棚で、民話や昔話の資料を調べた。
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- 甲斐むかし話の世界
- 甲斐路ふるさとの民話と民謡
- 山梨県の民話
- キーワード
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- 民話
- 甲斐
- 釜無川
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000113492