レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20110831
- 登録日時
- 2011/09/22 02:01
- 更新日時
- 2011/09/22 09:30
- 管理番号
- A110826094252
- 質問
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解決
「別府」(地名)の由来について調べている利用者より、「別府市誌」第1巻~第3巻(出版年2003年)にその事について記載がないかとの問い合わせをいただきました。
国会図書館で所蔵がありましたので、調査をお願いします。
- 回答
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ご指定の資料の目次を調査したところ、地名の由来について記載している箇所が見つかりました。
掲載箇所は以下のとおりです。
当館請求記号 GC285-H27
タイトル 別府市誌. 第1巻
責任表示 別府市編
出版地 別府
出版者 別府市
出版年 2003.7
●掲載箇所
pp.55~56 「2.石垣荘と石垣弁分」
pp.56~58 「3.朝見郷と朝見弁分--別府の地名は朝見弁分から」
p.75 「注」
*すべて「第3章 中世」-飯沼賢司「第2節 鎌倉時代の別府地域の荘園の様相」(pp.54~68)の一部分です。
なお、初期調査として当館契約データベースJapanKnowledgeを検索したところ、以下のような項目が見つかりましたので、参考までにお知らせします。
・「別府(市)」『日本大百科全書』(ニッポニカ)
「平安末期、国衙(こくが)領で、特別の符宣で成立した特別区域を別符というが、この別府は石垣別符に由来する。」との記載があります。
・「べっぷ 【別符/別府】」『デジタル大辞泉』
「平安末期に成立した土地制度の一形態で、荘園に付属する一部区域が国司免符などによって独立的な状態になったもの。地名化したものもあり、大分県の別府はその代表例。」
・「べっぷ 【別府】」『日本国語大辞典』
「アイヌ語で水溜の義の地名、Pepepu から〔アイヌ語より見たる日本地名研究=バチェラー〕。」との記載があります。
・「べっぷ 【別府】」『国史大辞典』
「市名は律令制下の豊後国速見郡朝見郷内に成立した宇佐宮領石垣別符に由来する。」との記載があります。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
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「日本地名ルーツ辞典」(創拓社)「市町村名語源辞典」(東京堂出版)「角川日本地名大辞典44」(角川書店)「日本地名大辞典 下」(新人物往来社)「地名語源辞典 正」(校倉書房)
- NDC
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000091387