レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011/03/31
- 登録日時
- 2011/04/23 02:00
- 更新日時
- 2011/05/23 13:46
- 管理番号
- 1000000297
- 質問
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解決
大宜味村役場の旧庁舎をはじめ、大正時代の沖縄県内のコンクリート建築物を多数設計した「清村勉氏」に関する資料を探している。蔵書等あれば教えて欲しい。
- 回答
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タイトル「清村勉」で自館データ検索、下記の新聞記事がヒット。
『琉球学集説 二八~三〇(昭和四三年~昭和四四年)』※マイクロ複製本
「琉球新報」1969年8月5日付「30年ぶり自作の建て物と対面」の記事。単身沖縄を訪れたこと、当時の根路銘大宜味村長と握手する清村さんの写真、大宜味村役所の写真が掲載されている。
『琉球学集説 一二一~一二三(昭和五五年)』※マイクロ複製本
「沖縄タイムス」1980年7月16日付「百余の校舎・役場を設計 取り壊し前に一目と清村さん”最後の別れ”に来沖」の記事。昭和の初め建築の仕事を一緒にした大城鎌吉さんと握手する写真も掲載。
『琉球学集説 一八七~一八九(昭和五九年~昭和六0年)』※マイクロ複製本
「沖縄タイムス」1985年7月3日付(夕刊)「沖縄の建築の父 清村さんが死去」の記事。
大宜味村関連資料を確認、下記資料に関連する記述あり。
『大宜味村制施行100周年記念誌 むらのあゆみ』(大宜味村、2008年)
p7、p19に「旧大宜味村役場庁舎」に関する記述あり。「公共建築物としては、県内初の本格的な鉄筋コンクリート造の建築物」であり、設計者として清村氏の名前も掲載。平成9年に県指定有形文化財に指定されている。
「県内初」をキーワードに下記資料を検索、関連する記述あり。
『沖縄事始め・世相史事典』(山城 善三ほか、月刊沖縄社、1983年)
p435 「コンクリート建ての金武小学校」の項に、清村氏の談話が掲載されている。
CiNiiにてキーワード「清村勉」で論文検索、下記資料に関連する論文あり。
『日本建築学会研究報告. 九州支部. 第25号 2, 計画系』(日本建築学会、1980年)
上記収録「清村勉設計の沖縄における初期鉄筋コンクリート造建築」(木下義宜ほか著)に、清村氏の略歴および沖縄で手掛けた建築物の一覧が掲載されている。(全文PDF閲覧可能)
当館に所蔵はないが、下記の資料に清村氏に関する記事が収録されている。
①『わが町のモダン建築』(INAX東京ショールーム、1987年)
「大正の沖縄に、なぜコンクリート造校舎が 風土を見据えた清村勉の仕事」(原昭夫 著)。
②『都市計画』268号(日本都市計画学会、2007年)
「風土建築家・清村勉さんの出逢いと学び」(原昭夫 著)
上記①②とも県内公共図書館・大学図書館では所蔵なし。(2007年10月26日現在)
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- 1 琉球学集説 二八~三〇(昭和四三年~昭和四四年) 1968~1969 K07/A43/14 28(p54)
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2 琉球学集説 一二一~一二三(昭和五五年) 1980 K07/A43/45 123(p33~34) -
3 琉球学集説 一八七~一八九(昭和五九年~昭和六0年) 1984~1985 K07/A43/66 187(p39) -
4 大宜味村制施行100周年記念誌 むらのあゆみ 大宜味村∥[編] 大宜味村 [2008.12序] K21/O25/ 7、19 -
5 沖縄事始め・世相史事典 山城 善三∥編著 月刊沖縄社 1983.12 K03/Y44/ 435
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 当館所蔵調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000085335