レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 登録日時
- 2011/01/15 10:31
- 更新日時
- 2012/12/26 14:12
- 管理番号
- 中央 参考 067
- 質問
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解決
今年の干支はウサギ。月にはウサギがいるという話を聞いたことがあります。
原話はどのような物語だったのですか?大人だけでなく子供も分かる資料が必要です。
- 回答
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原話は仏教説話集「ジャータカ」316話です。仏陀の前世物語を集めて紀元前3世紀頃に成立した話が日本に伝わり「今昔物語」や各地の民話になったと言われています。
「帝釈が化した老人をもてなすために、兎が身を焼いて供する。死後兎はその誠実さをたたえられて月に住むことになる」と「日本国語大辞典」では説明しています。
大人向けでは『今昔物語』5巻13話をはじめ『世界の太陽と月と星の民話』を図書館で所蔵しています。『ジャータカ物語』では「ウサギの布施」の題で載っています。絵本で『月のうさぎ』や『ジャータカのえほん』『月へいったうさぎ』などがあります。
『ジャータカ全集4』は福岡県立図書館から取り寄せることができます。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- 『新日本古典文学体系 33』(今昔物語集 1) 岩波書店 1999年〈918/シ/33〉(424~427頁)
- 『世界の太陽と月と星の民話』日本民話の会外国民話研究会/編訳 三弥井書店 1997年〈388/ニ〉(92~95頁)
- 『月のうさぎ』瀬戸内 寂聴/文 岡村 好文/絵 講談社 2007年〈E/オ〉
- 『月へいったうさぎ』谷 真介/文 赤坂 三好/絵 佼成出版社 1991年〈E/ア〉
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000076510