調べ方マニュアル詳細
- 調べ方作成日
- 2010/01/26
- 登録日時
- 2010/02/03 02:12
- 更新日時
- 2010/02/03 15:07
- 管理番号
- 埼熊-013
- 調査テーマ
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完成
坂本龍馬について調べる 埼玉県立熊谷図書館 調べものに役立つ資料案内
- 調べ方
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◆テーマ
今回は人物を調べるための基本的な手段を、今話題の坂本龍馬を例にしてご紹介します。人物は調べる内容によって調べ方も違ってきますが、調べる際の注意点として、資料によって生没年などの記載が異なる場合がありますので、複数の資料を調べるようしましょう。
■キーワード
特定のテーマについて情報を探す場合には、あらかじめ調べたいテーマを象徴するキーワードを決めてから調査を開始すると手際よく情報を集めることができます。人物の場合は、名前が主なキーワードとなるでしょう。
(1)主なキーワード:坂本龍馬
関係する人物や活躍分野などでも情報を入手できる場合があります。
(2)関連キーワード:勝海舟 西郷隆盛 薩長連合 海援隊
■関連資料・情報の集め方
1 『百科事典』で調べる
ある程度有名な人は百科事典を引いてみましょう。百科事典で調べる場合、索引でその名前を引くと、その人に関係する他の項目についても情報を得ることができます。
〈坂本龍馬〉で索引を引くと〈海援隊〉などの関係する項目が出てきます。
『世界大百科事典 31 索引』(平凡社 2007)〈坂本龍馬〉11巻(p183)、海援隊〉4巻(p503)。
『日本大百科全書 25 索引』(小学館 1989)〈坂本龍馬〉10巻(42B)、〈海援隊〉4巻(548B)、
〈高知県〉8巻(830C)、〈薩長連合〉10巻(168D)、〈船中八策〉13巻(815C)、〈幕末〉18巻(655D)。
2 『人物レファレンス事典』で調べる
どの人物がどの事典(人物事典・百科事典・歴史事典)に収録されているかを効率よく調べることができます。
〈坂本龍馬〉は幕末期に、京都をはじめ各地域で活躍していた人物ですので『人物レファレンス事典』の「古代・中世・近世編」と「郷土人物編」を調べてみましょう。
『人物レファレンス事典 古代・中世・近世編 新訂増補』(日外アソシエーツ 1996)p1053〈坂本龍馬〉
『人物レファレンス事典 古代・中世・近世編 2(1996-2006)』(日外アソシエーツ2007)p1163〈坂本龍馬〉
『人物レファレンス事典 郷土人物編 新訂増補』(日外アソシエーツ 2008)p1141〈坂本龍馬〉
3 坂本龍馬に関連する資料を探す
▲ 図書館にある本を探す
1)直接本棚を探す。
参考図書〈R210 (歴史事典)〉〈R281.033 (人名辞典)〉
*事典・辞書、ハンドブックなど調べものに使う本を参考図書といい、県立図書館では一般書とは別の書架に置いてあります。
一般図書
主題分類(*)〈281.03(列伝)〉〈289.1(個人伝記)〉〈210.58(江戸末期・幕末史)〉
*主題分類とは資料の内容を数字(日本十進分類法 NDC)に置き換えて表示したものです。
県立図書館の資料は原則として主題分類順に並べられています。
2) 図書館内の蔵書検索用端末や《埼玉県立図書館ウェブサイト》の蔵書検索画面で探す。
「件名」の欄に〈坂本龍馬〉や関連キーワードを入力して検索をしてみましょう。
『坂本龍馬事典(コンパクト版)』(小西四郎 新人物往来社 2007)
『勝海舟』(田中惣五郎 新人物往来社 1974)
『西郷隆盛』(池波正太郎 人物往来社 1967)
『共同研究・坂本龍馬』(新人物往来社 1997)
『海援隊遺文 坂本龍馬と長岡謙吉』(山田一郎 新潮社 1991)
3) テーマ別資料リストで探す。
『資料展示「坂本龍馬と彼をめぐる人たち」』(2009.12.15)は県立熊谷図書館所蔵資料のテーマ別案内です。県立熊谷図書館で配布しているほか、埼玉県立図書館ウェブサイトでもご覧になれます。
▲ 雑誌記事・論文を探す
1)《国立国会図書館 雑誌記事索引》や《GeNii NII学術コンテンツ・ポータル(国立情報学研究所)》
をキーワードで検索する。利用者用インターネット端末を利用する。
雑誌・論文のオンラインデータベース《MAGAZINEPLUS》も利用できます。
▲ 図書館にない本も含めて刊行された本を探す
1)図書館にある目録類で探す。
『日本人物文献目録 1』(平凡社刊1974年を複製分冊)
『伝記・評伝全情報 日本・東洋編 上』(日外アソシーツ 1991)
2)インターネットで探す。
《国立国会図書館 NDL-OPAC》(http://opac.ndl.go.jp/)
《国立情報学研究所 Webcat Plus》(http://webcatplus-international.nii.ac.jp/)
《本やタウン》(http://www.honya-town.co.jp/index.html)
4 インターネットで調べる
1)《WHOPLUS》で〈坂本龍馬〉を検索する。
歴史上の人物から現在活躍する人物まで約32万人を収録する人物文献情報、「WHO」や、人物事典『人物レファレンス事典 日本・外国』『事典近代日本の先駆者』『海を越えた日本人名事典』、図書あらすじ・目次データベース「BOOKPLUS」の著者紹介データなどを横断的に検索することができる有料オンラインデータベースです。
2)検索エンジンでキーワードを調べる。
《Yahoo! JAPAN》(http://www.yahoo.co.jp/)
《Google》(http://www.google.co.jp/)
注意! 検索エンジンで検索されるウェブサイトの中には信憑性のないものもあります。複数の事典やウェブサイトも参照し、正確で有用な情報を得るようにしましょう。
5 関連する機関のウェブサイトを見る
1)《高知県立坂本龍馬記念館》(http://www.ryoma-kinenkan.jp/ 2010/01/26最終確認)
- NDC
-
- 個人伝記 (289 9版)
- 参考資料
- キーワード
-
- 坂本 龍馬(サカモト リョウマ)
- 勝 海舟(カツ カイシュウ)
- 西郷 隆盛(サイゴウ タカモリ)
- 薩長連合
- 海援隊
- 備考
- 登録番号
- 2000012939