調べ方マニュアル詳細
- 調べ方作成日
- 2014年10月30日
- 登録日時
- 2021/07/10 16:44
- 更新日時
- 2021/07/10 16:48
- 管理番号
- いわき総合-調16
- 調査テーマ
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完成
「八橋検校(やつはしけんぎょう)」に関する資料の探し方
- 調べ方
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1.基本的な情報源で調べる(テーマの理解)
テーマの大まかな情報を、参考図書(辞書・事典・用語集など)を使って確認してみましょう。
【資料①】『日本音楽大事典』(平凡社)[R/768.0/ニ]
【資料②】『箏と箏曲を知る事典』(東京堂出版)[768.6/ミ]
2.図書
(1)資料検索システムで調べる
書名・著者名・件名などにキーワードを入力して検索します。キーワードがあいまいな場合は、「~で始まる」(前方一致)、「~を含む」(中間一致)などの条件付けをうまく使いましょう。
(2)テーマごとの書架で探す
いわき資料コーナーでは、主に「768 邦楽」という分類の場所に置いてあります。
◆八橋検校について知るなら…
【資料③】『八橋検校』 1964 [地域/768/ヤ]
八橋検校生誕350年にあたる昭和39年(1964)に、八橋検校顕彰会が発行した資料集。当時の少ない資料の中から、八橋検校の略伝などがまとめられている。
【資料④】『八橋検校 いわきが生んだ近世箏曲の大家』 1984 [地域/768/ヤ]
昭和59年(1984)の八橋検校没後三百年祭にあわせて、同実行委員会が編集・発行した記念誌。「八橋検校論-その生涯と業績-」(平野健次)、「八橋検校といわき」「八橋検校年譜」(ともに菊池康雄)が収録されている。特に「八橋検校といわき」では、内藤風虎や磐城平藩との関係について詳しい記述がある。八橋検校の業績やいわきとの関係についてまとめられており、八橋検校を知るために欠かせない1冊。
【資料⑤】「八橋検校覚え書」菊池康雄∥著 1980 [地域/910.5/ロク]
『6号線』第11号所収。八橋検校研究の第一人者である菊池康雄氏による八橋検校論。内容は、前掲書『八橋検校 いわきが生んだ近世箏曲の大家』の「八橋検校といわき」の草稿となっている。
【資料⑥】「八橋検校の登官と三味線」菊池康雄∥著 1985 [地域/910.5/ロク]
『6号線』第21号所収。盲人組織である当道座と、そこにおける八橋検校の官位の変遷などについて詳しい記述がある。また、八橋検校は三味線の名手でもあったことから、三味線との関係にクローズアップしている。
【資料⑦】「八橋検校の晩年」菊池康雄∥著 1988 [地域/051/チ]
『潮流』特別号所収。八橋検校の晩年について考察している。これまで72歳没が定説であったが、本稿では新出の史料を提示して78歳説を提唱している。
【資料⑧】『季刊邦楽』(42号) 1985 [地域/768/ホ]
邦楽の専門雑誌。42号の特集は「八橋検校没後満三百年」。「八橋検校の生涯と業績」(平野健次)、「『隔蓂記』と八橋検校」(菊池康雄)、「八橋検校をめぐる十の謎」(吉川英史)、「八橋検校の「師」を訪ねて」(人見勇三・広木房枝)を収録。
【資料⑨】『八橋検校十三の謎』釣谷真弓∥著 2008 [地域/768/ヤ]
八橋検校の業績やその生涯について、謎解きを楽しみながら読むことができる。邦楽についても分かりやすい解説があり、読み物として楽しめる八橋検校の入門書的伝記。
◆八橋検校 その音楽に触れる
【資料⑩】『筝曲大意抄』 1981 [地域/768/ソ]
安永8年(1779)刊。山田松黒編の箏組歌の楽譜集。全6巻6冊。記譜法は極めて詳細で、収録曲数や説明部分の資料性など、多くの点で貴重な文献といわれている。当館では閲覧用として、昭和56年(1981)に日本音楽社より発行された影印本を所蔵。
【資料⑪】『三味線と箏の組歌』平野健次∥著 1987 [地域/768/ヒ]
三味線組歌と箏組歌の歴史と特質についてまとめた、日本古典歌謡の専門書。「第二部 第二章 八橋検校の生涯と事蹟」(P57~)では八橋検校の業績や八橋十三組について解説。「第三部 組歌の詞章と注解」(P85~)では、組歌の詞章とその歌意などについての解説がある。
【資料⑫】『日本音楽の巨匠:生田流箏曲』【CD】 2005 [C/350/ミ] ※AVコーナー
《六段》、《みだれ》(作曲 八橋検校)収録。演奏は、“箏のシューベルト”とも称された天才箏曲家・宮城道雄。
◆お菓子と八橋検校
【資料⑬】『むかしの手紙』阿部コト∥著 1983 [地域/289/アベ]
いわき銘菓「六段最中」の製造元であった「平凡」社長・阿部コトさんの手記。P75からは、平凡社長時代のエピソードが描かれており、六段最中誕生の経緯を知ることができる。
【資料⑭】『八ッ橋のひみつ』(学研まんがでよくわかるシリーズ53) 2010 [地域/588/ヤ]
写真や図版が多く掲載されており、小学生でも八橋検校や、京都銘菓「八ッ橋」と、「八ッ橋」を生んだ京都の文化や歴史について知ることができる。
紹介した資料は、「八橋検校」に関する資料の一部です。この他にも関連資料を所蔵しております。お探しの資料が見つからない場合は、お気軽に職員にお尋ねください。
3.インターネットで情報収集
○文化デジタルライブラリー http://www2.ntj.jac.go.jp/dglib/
○国立国会図書館デジタルコレクション http://dl.ndl.go.jp/
- NDC
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- 邦楽 (768 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 日本伝統音楽
- 箏
- 近世箏曲の祖
- 《六段の調》
- 磐城平藩
- 内藤風虎
- 備考
- 登録番号
- 2000027070