【元事例】「神奈川が舞台の小説」掲示板-2013-035(一般公開)
https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=man_view&id=2000022837 「神奈川が舞台の小説(2015追加分)」掲示板-2013-035-2(一般公開)
https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=man_view&id=2000023354『不機嫌なコルドニエ 靴職人のオーダーメイド謎解き日誌』成田名璃子著 幻冬舎(幻冬舎文庫)2015
*横浜元町の裏通りにある靴修理店の店主が、修理を依頼された靴から謎を解いていく連作ミステリー。元町や中華街、桜木町などが出てくる。ストーリーには直接関係ないが、元町から電車に乗って大倉山に行くという話の後に、桜木町から電車に乗って日吉に着いたというシーンがあり、矛盾が生じている。
『江ノ島西浦写真館』三上延著 光文社 2015
*江ノ島が舞台の青春ミステリ。
『彼女は存在しない』浦賀和宏 幻冬舎(幻冬舎文庫)2003
*主人公が弘明寺に住み、横浜、新川崎あたりを舞台にしている。
『君が勇気をくれた 九回裏のフルスイング』松尾健史 現代書林 2016.1
*「全国高等学校野球選手権 神奈川大会 準決勝、県立南台高校 対 県立相沢高校 九回裏、ツーアウトニ、三塁」この試合最大の山場、一つの白球を見つめる人々の成長物語、とのこと。
『鈍色の歳時記』阿刀田高 文藝春秋 1999
*短編集。冒頭に収録されている「冬日和」に小田原、南足柄が出て来る。都内に住む主人公が、亡くなった知人を訪ねて小田急に乗って小田原→タクシーで南足柄へ、という設定。地元の図書館の司書も登場。
『殺人鬼フジコの衝動』真梨幸子 徳間書店 2008
*主人公は川崎市のマンション在住。「高津区一家惨殺事件」「足柄上郡の山林で遺体発見」など。
『光』三浦しをん 集英社 2008
*川崎が舞台。
『太宰治の辞書』北村薫 新潮社 2015.3
*円紫さんと私シリーズ最新作。「私」の親友・正ちゃんが、結婚して二宮住まいの国語の先生。
*二宮駅は、前にはなかったエレベーターがついてる!という描写があり、現実に即している。
*正ちゃんは実家が二宮の設定。シリーズの『朝霧』(東京創元社 1998)にも二宮の描写が出てくる。
*正ちゃんの実家、小料理屋の「吉田屋」は、ワセダミステリクラブの後輩・安藤氏が営む書店をモデルにしている。吉田屋創業100周年では、二宮で北村氏と安藤氏の対談も開催された。
「にのみやまち図書館だより」60号 2014年12月号「北村薫トークライブ開催!」
http://www.ninomiya-public-library.jp/images/upload/no60.pdf「二宮町図書館 北村薫さん講演会 吉田屋書店創業百周年記念で」(タウンニュース 大磯・二宮・中井版 2014年9月26日号)
http://www.townnews.co.jp/0606/2014/09/26/253041.html『トオチカ』崎谷はるひ KADOKAWA(角川文庫) 2016 単行本はKADOKAWA・2013年刊
*鎌倉でアクセサリー店「トオチカ」を営む女性が主人公の恋愛小説。著者プロフィールに「鎌倉市在住」と書かれている。
『うたうとは小さないのちひろいあげ』村上しいこ 講談社 2015
*表紙写真が横浜市立桜丘高校で撮影された模様。著者のブログに「撮影協力 横浜市立桜丘高等学校 写真 小野啓」とある。
「草花系童話作家 ~村上しいこの日々あれこれ~」2015年05月21日の記事より
http://blog.goo.ne.jp/shiiko_1969/m/201505 (2016/3/15閲覧)
『少女は卒業しない』朝井リョウ 集英社 2012
*表紙写真は川和高校で撮影された。p259に「撮影協力 神奈川県立川和高等学校」とある。撮影は小野啓。
『図書館の殺人』青崎有吾 東京創元社 2016
*図書館が舞台で、高校生が主人公。高校名は「風ヶ丘高校」、最寄りの警察署は「保土ヶ谷署」だった。
『ツバキ文具店』小川糸 幻冬舎 2016/4
*鎌倉が舞台。
『山女日記』湊かなえ 幻冬舎 2014
*登山をテーマにした連作短編集。金時山の章あり。
『リップヴァンウィンクルの花嫁』岩井俊二 文藝春秋 2015
*主人公は世田谷から大田区、鎌倉、川崎と流れていく。
『筆跡鑑定人・東雲清一郎は、書を書かない。』谷春慶 宝島社(宝島社文庫)2015/10
*鎌倉が舞台
『テミスの休息』藤岡陽子 祥伝社 2016/4
*鶴見にある、小さな法律事務所の弁護士と事務員が主人公。「一駅先の川崎駅」や「鶴見第一高校」という学校が出てくる。「(この事務所で)依頼を受けた人のほとんどが、ほんの少し、気持ちを楽にして元の場所へ戻って」いく、温かい連作集。
『海に降る』朱野帰子 幻冬舎 2012年
*潜水調査船パイロットを目指す女性のはなし。横須賀にある研究所が舞台。
『犯人に告ぐ』雫井脩介 双葉社 2004年
*神奈川県警を舞台にした警察もの。
『ヘブンメイカー スタープレイヤー2』恒川光太郎 KADOKAWA 2015
*主人公たちは藤沢市出身。過去の説明でも県内の地名がいろいろ出てくる。藤沢市(江の島含む)を街ごと召喚する。
『一房の葡萄』有島武郎 *横浜が舞台
『横浜1963』 伊東潤著 文藝春秋 2016
*社会派ミステリー
『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』鴨志田一著 KADOKAWA(電撃文庫) 2014年~
*『青春ブタ野郎は**の夢を見ない』シリーズ。藤沢が舞台。主人公の男子高校生は江ノ電七里ヶ浜駅最寄りの高校に通っている。湘南台にある藤沢市の総合市民図書館から話が始まる。著者も神奈川出身。
【神奈川新聞「新・神奈川文学地図」連載記事のまとめ】*日付の後に「?」とあるものは掲載日未確認
1)2010/4/4 保坂和志 季節の記憶 鎌倉・稲村ガ崎
2)2010/4/18 江國香織 神様のボート 逗子
3)2010/5/2 庄野潤三 夕べの雲 川崎
4)2010/5/16 佐藤さとる だれも知らない小さな国 横須賀
5)2010/5/30 城山三郎 「粗にして野だが卑ではない」石田禮助の生涯 国府津
6)2010/6/6 絲山秋子 妻の超然 小田原
7)2010/6/20 藤沢周 キルリアン 鎌倉・北鎌倉
8)2010/7/4 開高健 指のない男の話 茅ケ崎
9)2010/7/18 井上ひさし 箱根強羅ホテル 箱根
10)2010/8/1 新井素子 ひとめあなたに… 鎌倉・由比ヶ浜~七里ヶ浜
11)2010/8/15 池澤夏樹 スティル・ライフ 三浦
12)2010/8/29 生島治郎 傷痕の街 横浜
13)2010/9/5 甘糟幸子 楽園後刻 鎌倉
14)2010/9/19 長崎源之助 向こう横町のおいなりさん 横浜・井戸ケ谷
15)2010/10/3 川上弘美 真鶴 真鶴
16)2010/10/17 小林信彦 息をひそめて 横浜
17)2010/10/31 辻原登 片瀬江ノ島 江ノ島
18)2010/11/7 奥泉光 グランド・ミステリー 鎌倉・極楽寺
19)2010/11/21 角田光代 対岸の彼女 横浜・磯子~根岸
20)2010/12/5 伊集院静 白秋 鎌倉・長谷
21)2010/12/19 村上龍 希望の国のエクソダス 横浜北部
22)2011/1/16 笙野頼子 タイムスリップ・コンビナート 横浜・鶴見
23)2011/1/30 島田雅彦 忘れられた帝国 川崎・多摩
24)2011/2/6 朝吹真理子 きことわ 葉山
25)2011/2/20 よしもとばなな どんぐり姉妹 逗子
26)2011/3/6 片岡義男 スローなブギにしてくれ 大和
27)2011/3/20 柳美里 ゴールドラッシュ 横浜・黄金町
28)2011/4/3 高井有一 時の潮 葉山
29)2011/4/17 道尾秀介 月と蟹 鎌倉
30)2011/5/1 村上春樹 偶然の旅人 川崎・多摩川沿い
31) 2011/5/15? 佐藤多佳子 黄色い目の魚 葉山、七里ヶ浜など
32) 2011/5/29 遠藤周作 わたしが・棄てた・女 川崎
33) 2011/6/5? 三浦しをん 風が強く吹いている 箱根駅伝
34) 2011/6/19 星野智幸 毒身温泉 川崎・新丸子
35) 2011/7/3 甘糟りり子 モーテル0467鎌倉物語 鎌倉 作者は鎌倉育ち
36) 2011/7/17 鈴木光司 リング 横浜、鎌倉、箱根、伊豆
37) 2011/7/31 有川浩 海の底 横須賀
38) 2011/8/7 京極夏彦 狂骨の夢 逗子
39) 2011/8/21 鯨統一郎 みなとみらいで捕まえて 横浜
40) 2011/9/4 式田ティエン 湘南ノート 逗子・葛が浜 文庫版「湘南ミステリーズ」宝島社文庫
41) 2011/9/18 三木卓 路地 鎌倉 市立図書館の職員も登場 著者は鎌倉在住歴が長い
42) 2011/10/2 山崎洋子 花園の迷宮 横浜・真金町
43) 2011/10/16 貴志祐介 青の炎 湘南
44) 2011/10/30 車谷長吉 萬蔵の場合 湘南、江ノ電
45) 2011/11/6 雫井脩介 犯人に告ぐ 相模原、川崎、山下公園 主人公は神奈川県警の警視
46) 2011/11/20 東野圭吾 夜明けの街で 横浜
47) 2011/12/4? 葉室麟 実朝の首 鎌倉
48) 2011/12/18 小泉九八郎 水のような火のような 川崎・南町
49) 2012/1/15 三上延 ビブリア古書堂の事件手帖 北鎌倉
50) 2012/1/29 連城三紀彦 飾り火 鎌倉
51) 2012/2/5 矢作俊彦 マイク・ハマーへ伝言 本牧・山手
52) 2012/2/19 小池真理子 恋 鎌倉
53) 2012/3/4? 佐江衆一 横浜ストリートライフ 横浜市中区 ノンフィクション・ノベル
54) 2012/3/18 青木淳悟 鎌倉へのカーブ 大船
55) 2012/4/1 中薗英助 ギリシア通りは夢夢(ぼうぼう)と 横浜・大倉山 ここから第1・3日曜掲載に変更
56) 2012/4/15? 今野敏 逆風の街 横浜みなとみらい署暴力犯係 横浜
57) 2012/5/6? 高田崇史 QED~ventus~鎌倉の闇(くらやみ) 鎌倉 源三代の謎
58) 2012/5/20 誉田哲也 武士道シックスティーン 横浜・県立武道館
59) 2012/6/3 北杜夫 母の影 葉山、逗子
60) 2012/6/17 大道珠貴 きれいごと 逗子・池子
61) 2012/7/1? 藤谷治 二都 鎌倉
62) 2012/7/15 梶村啓二 野いばら 横浜・山手・山下地区
63) 2012/8/5 水村美苗 母の遺産 新聞小説 箱根
64) 2012/8/19 桜庭一樹 荒野 北鎌倉
65) 2012/9/2 阿川佐和子 屋上のあるアパート 地名は出てこないが元住吉のあたりらしい舞台設定
66) 2012/9/16 朝井リョウ 星やどりの声 舞台のイメージは鎌倉~江の島のあたり
67) 2012/10/7 椰月美智子 夜のドライブ 小田原~西湘バイパス 短編集『枝付き干し葡萄とワイングラス』の一編 著者は小田原在住
68) 2012/10/21 青山七恵 すみれ 鎌倉
69) 2012/11/4 平石貴樹 虹のカマクーラ 鎌倉
70) 2012/11/18? 稲葉真弓 どんぶらこ 横浜・黄金町 短編集『私がそこに還るまで』所収
71) 2012/12/2 折原みと 制服のころ、君に恋した。 鎌倉 主人公は養護教諭
72) 2012/12/16? 鮎川哲也 材木座の殺人 鎌倉、三崎など
73) 2013/1/20? 吉野万理子 雨のち晴れ、ところにより虹 湘南 第3・5日曜掲載に変更(72or73回から) 逗子出身の作家
74) 2013/2/17 佐伯泰英 雷鳴 交代寄合伊那衆異聞 横浜 幕末
75) 2013/3/17 金原ひとみ 夏旅 鎌倉~江ノ電~江の島 単行本『TRIP TRAP』所収
76) 2013/3/31 黒田夏子 abさんご 「海辺の町」は藤沢・鵠沼がモデル 作者は空襲から逃れて一時期鵠沼に移り住んだ
77) 2013/4/21 堂場瞬一 ヒート 横浜 箱根駅伝を描いた『チーム』の続編
78) 2013/5/19 井上ひさし 東慶寺花だより 鎌倉
79) 2013/6/16 いしいしんじ ある一日 三浦(回想シーンに出てくる)
80) 2013/6/30? 村田沙耶香 生命式 鎌倉
81) 2013/7/21? 高村薫 冷血 横浜?
82) 2013/8/18? 花村萬月 茶 相模原
83) 2013/9/15? 浅田次郎 霧笛荘夜話 横浜らしき舞台
84) 2013/9/29 楠木誠一郎 『草迷宮』殺人事件 逗子
*85~114回は「神奈川が舞台の小説(2015追加分)」に記載
115)2016/1/17 阿刀田高「朱い旅」鎌倉
116)2016/1/31 三上延「江ノ島西浦写真館」江の島
117)2016/2/21 滝口悠生 死んでいない者 鎌倉、横浜、戸塚(地名のみ出てくる) 文藝春秋 2016.1 第154回芥川賞受賞
118)2016/3/20 木谷恭介 横浜馬車道殺人事件 横浜一帯
119)2016/4/17 水村美苗 続 明暗 湯河原(湯治場の舞台とされる)
120)2016/5/15 中脇初枝 世界の果てのこどもたち 主人公のひとりが横浜生まれ 講談社 2015.6
121)2016/5/29 小川糸 ツバキ文具店 鎌倉 幻冬舎 2016.4