レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011年12月24日
- 登録日時
- 2011/12/24 16:50
- 更新日時
- 2012/08/31 06:06
- 管理番号
- 秋田-1367
- 質問
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解決
ヒデコ節の①「ヒデコ」、②歌詞の「17、8ナァ」の「17、8」は何を指すのか。
- 回答
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①野生アスパラガスといえる山菜の牛尾菜(しおで)のこと。
1.『民謡の里』読売新聞秋田支局,無名舎,1979
p118「「ひでこ節」を「秀子節」と書くのは誤り。」
p114「ソデコ、ショデコ、シュンデコ、ヒンデコ、ソデッコと呼び方はさまざまだが、ユリ科のシオデのこと。それがショデ、ヒデとなまり、秋田弁独特の「コ」が付いて「ヒデコ」となった。大きくなればツルになるが、若芽のうち、太くて長い部分を採り、マヨネーズで食べると、和製アスパラガスとも呼ばれるほど美味。仙北郡田沢湖町の玉川地区のものが、太くて良質というが、全県下に分布している。ただし、あまり量が採れないので、
その2.『日本民謡大事典』浅野建二,雄山閣出版,1983
p427「ひでこぶし ひでこ節」の項
「山形県村山地方では〔しょんでこ〕または〔しょうんでこい節〕といって同系の唄が存する。したがってこれを「秀子節」と書くのは誤り。」
3.『新秋田風土記 秋田民謡の旅』新秋田風土記刊行会編,創土社,1984
p412「ひでこ節」の項目
「この唄は山菜の牛尾菜(しおで)を刈るときに歌われていたことから、もとは「草刈りひでこ」と呼ばれていた。」
美味を堪能するのは難しい。」
②明確な回答は得られず。次の資料に参考になる記述が記載。
4.『秋田県大仙市民謡・童謡選』茶谷十六監修,秋田県大仙市教育委員会,2006
p26「春、山菜を摘みに野山へ出かけた若い男女が歌いかわしたと伝えられる。」
5.『日本民謡大事典』浅野建二,雄山閣出版,1983(2と同じ資料)
p427「ひでこぶし ひでこ節」の項
「さなぶりの頃に村の男女が新緑燃える野山に上って山菜摘みをする時の仕事唄で、のどかな野趣に富んだ曲想のもの。」
- 回答プロセス
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郷土資料、参考資料の388のあたりをブラウジング。
- 事前調査事項
- NDC
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- 伝説.民話[昔話] (388)
- 参考資料
- キーワード
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- ひでこ節
- 民謡
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000098978