レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012年6月2日
- 登録日時
- 2012/07/10 15:37
- 更新日時
- 2012/11/28 18:54
- 管理番号
- 相大-H24-0004
- 質問
-
解決
「言う」と「云う」の使い方の違いについて知りたい。
- 回答
-
「言う」:自分が口に出して言うときに用いる。
「云う」:他人のことばを引いて述べるときに用いる。
以下の資料を提供した。
①『新漢和大字典』
②『日本国語大事典 1巻』
③『大漢語林』
④『日本語源広辞典』
⑤『漢字を正しく使い分ける辞典』
- 回答プロセス
-
①参考資料コーナーの語学の棚を見て、事典で調べる。
『新漢和大字典』 藤堂明保・加納喜光/編 学習研究社 2005 【s24840654 R813】
p1619 「言う:ことばをはっきりと発音していう」 p50 「云う:口ごもって声を出す。転じて、ものをいう。」
『日本国語大事典 1巻』 日本国語大辞典第2版編集委員会/(他)編 小学館 2000 【s17104662 R813.1】
p800 「言う:口に出していう。思っていることを言い表す。」
p800 「云う:人のいったことや伝聞したことなどを引いて・・・・という。」
『大漢語林』 鎌田正/著 大修館書店 1992 【s25184425 R813】
p1282 「言:ものをいう。 かたる。はなす。」 p46 「云:他人のことばを引いて述べるときに用いる。」
『日本語源広辞典』 増井金典/著 ミネルヴァ書房 2011 【s29873189 R812】
p48 「中国語源 言:心を口から出したもの。」
②自館OPACにてキーワード “カンジ ツカイワケ”で検索した。
6件ヒットした内、記載のある資料を探す。
『漢字を正しく使い分ける辞典』 中村明/著 集英社 2006 【s23322068 813.5】
p31 「言うはことばで伝える。表現するの意味で一般的に用いる。 小説などでは好んで云うと書く傾向がある。」
注:【 】は自館の資料コードと請求記号
- 事前調査事項
- NDC
-
- 辞典 (813 9版)
- 参考資料
-
- 『新漢和大字典』 藤堂明保・加納喜光/編 学習研究社 2005
- 『日本国語大事典 1巻』 日本国語大辞典第2版編集委員会/編 小学館 2000
- 『大漢語林』 鎌田正/著 大修館書店 1992
- 『日本語源大辞典』 増井金典/著 ミネルヴァ書房 2011
- 『漢字を正しく使い分ける辞典』 中村明/著 集英社 2006
- キーワード
-
- 言う
- 云う
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000108357