レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017/05/19
- 登録日時
- 2017/07/28 00:30
- 更新日時
- 2017/07/29 00:30
- 管理番号
- 6001022477
- 質問
-
解決
ダイエット食品の市場動向について知りたい。
- 回答
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【図書】
・『業種別業界情報 2017年版』 中小企業動向調査会‖編著 (経営情報出版社 2017.1)
ダイエット食品に限定した項目はないが、p.582-583「健康食品製造業」のp.582「トクホの用途別市場規模」に、「整腸(乳酸菌)」「整腸(食物繊維)」「整腸(オリゴ糖)」「コレステロール」「血圧」「骨・ミネラル」「歯」「血糖値」「中性脂肪・体脂肪」の9つの用途別に、平成26年と平成27年の市場規模(単位:億円)が掲載されている。
「中性脂肪・体脂肪」などはダイエットに関連する食品であると思われるが、9つの用途のうち、「整腸(乳酸菌)」についで2番目の市場規模である。
・『業種別審査事典 第13次 第1巻』 金融財政事情研究会‖編 (金融財政事情研究会 2016.1)
こちらにもダイエット食品に限定した項目はないが、p.1020-1032「健康食品製造業」のp.1025「図表8 特定保健用食品・保健の用途別市場規模の推移」に、上記と同じ9つの用途別の平成9、11、13、15、17、19、21、23、25、26年度の市場規模(単位:億円)が掲載されている。
・『機能性表示食品マーケティングデータブック 2015-2017』 (戦略企画 2016.5)
p.1-28「I 機能性表示食品の市場動向」
p.15-19「4.機能性関与成分の展開動向」
p.15-17「1)機能性関与成分ランキング(届出受理数)」
上位67位(38~67位は同率38位)までの機能性関与成分名※(「難消化性デキストリン」「葛の花由来イソフラボン」など)と商品数と構成比が掲載されている。
p.16には、「1~3位のいずれも、脂肪関連の機能性を有する。」とある。
p.18-19「2)機能性関与成分別販売高推移(2015年次~2017年次予測)」
p.18「(1)機能性関与成分別販売高推移(2015年次販売高順)」
p.19「(2)機能性関与成分別販売高推移(50音順)」
※どの機能性関与成分名がダイエットに関わりがあるかについては、
p.275-285「『機能性関与成分』と『表示しようとする機能性』の対応リスト」を見ると分かりやすい。
たとえば、機能性関与成分名「葛の花由来イソフラボン」=表示しようとする機能性「肥満気味な方の、体重やお腹の脂肪(内臓脂肪と皮下脂肪)やウエスト周囲を減らすのを助ける」とある。
p.20-22「5.表示しようとする機能性の展開動向」
p.20「1)表示しようとする機能性ランキング(届出受理数)」
「体・内臓・皮下脂肪、腹、BMI」「中性脂肪」「整腸」など19項目の機能性別に、機能性表示数と構成比が掲載されている。
p.21「2)表示しようとする機能性別販売高推移(2015年次~2017年次予測)」
「体・内臓・皮下脂肪、腹、BMI」「中性脂肪」「整腸」など19項目の機能性別に、「2015」「2016(予測)」「2017(予測)」の販売高、構成比等が掲載されている。
いずれも、ダイエットに関連があると思われる機能性は高順位である。
・『健康食品ビジネス大事典』 武田/猛‖著 (パブラボ 2015.8)
p.43「図表1-15 カテゴリー別の潜在市場(ニーズ)規模」に、「美肌・肌ケア」「減量(とにかく体重を落とす)」「痩身(スタイルよくスリムになる)」など30のカテゴリー別に、潜在市場規模(単位:億円)が掲載されている。
p.50「図表1-21 サプリメントのベネフィットによる類型」およびp.51「図表1-22 機能性食品・飲料のベネフィットによる類型」に、「QOL改善(関節、目、血行、整腸、男性の健康)」「見た目の向上(美肌、ダイエット)」「不安解消(免疫、脳機能改善、肝機能改善)」「お守り(滋養強壮、ビタミン・ミネラル補給)」の4つのベネフィット類型別に、2014年の市場規模(単位:億円)が掲載されている。
・『機能性表示食品の市場』 (シーエムシー出版 2015.7)
p.169-218「第9章 主要機能性素材の市場動向」
p.196-205「ダイエット素材」
「L-カルチニン」など5つのダイエット素材について、概説と企業動向が掲載されている。
・『健康関連食品の現状と将来展望 2012-2014』 (戦略企画 2013.8)
p.5-249「I 健康食品」
p.25-33「I-4.セールスポイント別(有用成分に期待される機能性)販売動向」
p.25-27「1)セールスポイント別(有用成分に期待される機能性)販売高推移」
「美容(美肌等)」「滋養・強壮・疲労回復」「ダイエット・肥満防止」など29項目の機能性別に、「2012」「2013(見込)」「2014(予測)」の販売高、構成比等が掲載されている。
p.28-33「2)品目別セールスポイント別(有用成分に期待される機能性)販売高」
「青汁」「アボカドオイル」「アミノ酸」など65品目を縦軸、「(総合)栄養補給」「滋養・強壮・疲労回復」「ダイエット・肥満防止」など29項目の機能性を横軸にして、それぞれが交わるマスに販売高が記載されている。(「2012」「2013(見込)」「2014(予測)」)
たとえば、「青汁」の2012年次の販売高は「(総合)栄養補給」「ダイエット・肥満防止」「腸内環境改善」「美容(美肌等)」「免疫賦活」の機能が期待され、それぞれ「21,100」「[ダイエット・肥満防止=] 5,800」「14,500」「1,100」「4,600」合計「51,100」(単位:百万円)が販売されている。
p.45-249「I-7.品目別市場動向」
「1.青汁」から「65.ローヤルゼリー」には、それぞれの品目について、「セールスポイント別(有用成分に期待される機能性)販売構成比」「主要メーカーシェア」「チャネル別販売構成比」(訪問販売、通信販売、薬局・薬店など)「素材特性」「市場概況」「参入企業動向」「商品展開動向」「今後の展望」「主要商品リスト」などが掲載されている。
p.263-302「III 特定保健用食品」
p.263-267「III-1.市場特性」
p.266-267「4)市場特性」には、「整腸作用」「コレステロール上昇抑制」「中性脂肪・体脂肪の上昇抑制・低減」など7項目の保健用途別に、商品数と市場特性が掲載されている。
p.270-271「III-3.保健用途別市場規模推移」には、上記の7項目の保健用途別に、「2012」「2013(見込)」「2014(予測)」の販売高やシェアなどが掲載されている。
p.325-362「V 健康志向食品」
p.326-327「2)健康志向食品の市場特性」には、「栄養強化調整食品」「低(無)糖食品」「低(無)脂肪食品」など8項目の特性を持った分野-品目(例:嗜好飲料-コーヒードリンク)について、市場特性などが解説されている。
「嗜好飲料」については「消費者の本格・健康・ダイエット志向に対応した低(無)糖が需要の中心で、全般的に拡大基調が続く。」とある。
・『健康志向食品市場動向 1992年-2012年(ヘルスフードレポート)』 (山の下出版 2012.4)
「マルチビタミン」「食物繊維」」「ポリフェノール」など100品目について、1992年から2012年までの市場規模と、1997年から2012年までの市場動向が掲載されている。
「機能」の欄に「ダイエット」とあるものを拾うことで、ダイエット食品の動向を把握することができる。
(2013年版、2014年版のp.3-でも少し品目別の市場規模と市場動向を扱っている。)
【雑誌】
・『食品と開発』51(7)<702> (UBMメディア 2016.7)
p.51-59「市場動向II 抗メタボ・ダイエット素材の市場動向」
抗メタボ・ダイエットの各素材の性質・効果などの解説が中心だが、「抗メタボ・ダイエット向けの機能性を表示した製品が続々と受理されている」として「抗メタボ関連の機能性表示受理の状況」の表も掲載されている。
・『週刊ダイヤモンド』103(21)<4582> (ダイヤモンド社 2015.5.30)
p.30-73「特集 究極のダイエット : 燃焼!知られざる2兆円市場」
p.34-35「膨張するダイエット業界 知られざる2兆円+α市場」に、「ダイエット食品/サプリメント市場」の市場規模が「トクホ(特定保健用食品)」「ダイエット食品」「栄養機能食品」に分けて掲載されている。
【新聞】
・『食品新聞』9463号 (食品新聞社 2017.3.3) 1面
「ローソン 低糖質食品を強化 : 領域拡大と表示の工夫で」~「拡大する低糖質食品市場」に、13年から16年までの市場規模(単位:億円)等が掲載されている。
【データベース】(平成29年5月19日確認)
・Mpac(マーケティング情報パック)
「ダイエット」をキーワードとして検索すると、「健康食品(ダイエット)」と「健康志向食品(ダイエット)」の項目があり、2006年から2015年までのシェアランキング等がわかる。
その他に、「リコピン」(トマトダイエット)、「おかゆ・雑炊・リゾット」(おかゆダイエット)、「ビネガードリンク(ストレートタイプ)」(黒酢ダイエットなど)、「機能性甘味料」などの項目もあり、シェアランキング等がわかる。
[事例作成日:平成29年5月19日]
- 回答プロセス
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●市場調査の基本ツールである『業種別業界情報』(経営情報出版社)と『業種別審査事典』(金融財政事情研究会)で関連する項目を確認して紹介。
●自館の蔵書検索(「ダイエット」×「市場」)を行うが、適当なものが見つからず。
●NDL-OPACでは『ダイエット食品の市場分析調査 2013年』(総合企画センター大阪 2013.3)
『健康・ダイエット志向食品市場の実態』(日本マーケティング・レポート(制作) 2006.12)
などがヒットし、役立ちそうだが当館では所蔵なし。
●NDC=498.5(衛生学・公衆衛生・予防医学 - 食品・栄養・化学衛生学)や588(食品工業)の参考図書の書架をブラウジングして、ダイエット食品のみを扱っているのではないが、「健康食品」「機能性表示食品」「特定保健用食品」などに関する図書(概ね5年以内に発行されたもの)からダイエットに関わる部分を抽出するなどして紹介。
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- 業種別業界情報 2017年版 中小企業動向調査会‖編著 経営情報出版社 2017.1 (p.582-583)
- 業種別審査事典 第1巻 第13次 金融財政事情研究会‖編 金融財政事情研究会 2016.1 (p.1020-1032)
- 機能性表示食品マーケティングデータブック 2015-2017 戦略企画 2016.5 (p.1-28, 275-285)
- 健康食品ビジネス大事典 武田/猛‖著 パブラボ 2015.8 (p.43, 50)
- 機能性表示食品の市場 シーエムシー出版 2015.7 (p.169-218)
- 健康関連食品の現状と将来展望 2012-2014 戦略企画 2013.8 (p.5-249, 263-302, 325-362)
- 健康志向食品市場動向 山の下出版 2012.4
- 健康志向食品市場動向 2013 山の下出版 2013.3 (p.3-)
- 健康志向食品市場動向 2014 山の下出版 2014.3 (p.3-)
- 週刊ダイヤモンド ダイヤモンド社 ダイヤモンド社 第103巻 21号 4582号 (2015-5/30) (p.30-73)
- 食品と開発 UBMメディア 51(7)<702>(2016.7) (p.51-59)
- キーワード
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- ダイエット(ダイエット)
- ダイエット食品(ダイエットショクヒン)
- 健康食品(ケンコウショクヒン)
- 機能性表示食品(キノウセイヒョウジショクヒン)
- 特定保健用食品(トクテイホケンヨウショクヒン)
- 市場(シジョウ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- ビジネス,統計データ
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000219394