レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020/12/2
- 登録日時
- 2021/04/01 00:30
- 更新日時
- 2024/03/30 00:41
- 管理番号
- M20120216510779
- 質問
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古代エジプトでは、国王の化粧板などに隼が信仰の対象として用いられたりしているが、古代エジプトと隼について書かれているものがあれば見たい。
- 回答
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①『図説エジプトの神々事典』p.207に「隼」の項があり、「とくに崇拝されていたのは雄の隼で、大きさは雌の3分の1しかない。上エジプトでは、つがいの隼が信仰の対象となっていたが、実際には、隼はエジプト全土で信仰されていた。隼とセトを表すはっきり特定できない神話上の動物は、いずれも王権の最も古いシンボルである。隼はとくに次の神々に捧げられていた。 ?ホルス。 ?モントゥ。 ?ソカリス。 ?ソプドゥウ。 ?ケベンセヌフ。 また隼は、神々と人間の魂(バア)のイメージであり、その場合、人間の頭を持つ姿で表現される。」と記載がある。
②『<図説>古代エジプトの動物』p.140に「隼」の項があり、「隼、或いは鷹の姿は、時に鳥そのものとして、時に鳥頭の男神として、エジプトの遺品を納めた博物館でも、神殿でも、墳墓でも、どこでも見られる。天空の神にして王の守護神、ホルス。王はまた、生けるホルス神そのものであった。/天高く悠然と翼を広げて舞い、獲物を見つけると一直線に矢のように襲いかかり、その強い爪にしっかりと獲物を掴むと、また天空へと飛び上がる猛禽の印象は強烈である。精悍そのものの堂々たるその姿は、天空神として、太陽神として、戦神としての性格を具現している。」と記載がある。
③『エジプト神話』p.130に「ホルス」の項があり、「隼は戦いの神と勝利の指導者を象徴化するに至った。彼の優越性に対する考察は、王は地上のホルスの化身であるとする考えを生み出した。この考えはのちに教義となって固まり、王は称号の一つとしてホルスの名を取ることになった。」と記載がある。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 神話.神話学 (164 9版)
- 参考資料
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①ステファヌ・ロッシーニ『図説エジプトの神々事典』 河出書房新社,1997,246p. 参照はp.207.
②黒川哲朗『<図説>古代エジプトの動物』 六興出版,1987,203p. 参照はp.140.
③ヴェロニカ・イオンズ『エジプト神話』 青土社,1991,299p. 参照はp.130.
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①ステファヌ・ロッシーニ『図説エジプトの神々事典』 河出書房新社,1997,246p. 参照はp.207.
- キーワード
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- 古代エジプト
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2020120216510010779
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢, 高校生, 中学生
- 登録番号
- 1000296098