レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 登録日時
- 2022/05/07 16:21
- 更新日時
- 2022/05/13 13:32
- 管理番号
- 2022-4.9
- 質問
-
解決
ADLという略字は、何の略字か。またその概要を知りたい。(リハビリ関連の言葉のようだ)
- 回答
-
以下のような資料がある。
■事典類
①『リハビリテーション事典』(伊藤 利之・京極 高宣/編集幹事 中央法規出版 2009)
巻末の欧文索引より“ADL”を引き該当頁を確認。
p.331-334 「4章-1-(19) 日常生活活動(ADL)の評価 evaluation of activities of daily living(ADL)」
本文に「ADL(activities of daily living)」とあり、定義やその展開など解説が載っている。引用文献、参考文献などもあり。
また、p.390-392 「4章-2-(11) 「日常生活活動訓練(ADL訓練) activities of daily living exercise(ADL exercise)」ほか関連項目がある。
②『リハビリテーション医療事典』(三上 真弘・青木 主税/編集 朝倉書店 2007)
p.248-249「112 日常生活活動(ADL)」
「日常生活活動(activities of daily living:ADL)」とあり、「ADLテスト表」や解説がある。
また、p.27-31「13 ADL(日常生活活動)評価」ほか関連項目がある。
■リハビリ関連書
③『ADLとその周辺 第3版:評価・指導・介護の実際』(伊藤 利之・鎌倉 矩子/監修 医学書院 2016)
p.2「日常生活活動(ADL)の概念とその範囲」で“activities of daily living”の略とある。
この本は「理学療法士および作業療法士を目指す学生向けの教科書」で、「ADLの評価や指導と介護の実際を重視し」書かれているとのこと。(初版 序 より)
④『日常生活活動学テキスト』(細田 多穂/監修 河元 岩男/編集 南江堂 2011)
主に理学療法士を目指す学生向けのテキスト。
序文に「ADLとは、Activities of Daily Livingの略で、日常生活活動と訳される」とある。この本を一冊学習することで「ADLについての基本的な理解と実践ができるように工夫してある」と書かれている。
⑤『今日のリハビリテーション指針』(伊藤 利之・江藤 文夫/編集 医学書院 2013)
索引と目次より“ADL”と“日常生活活動”を確認。
p.500-502「39 日常生活活動」でADLが“activities of daily living”の略語であることを含め解説がある。続く項目「40 日常生活関連動作」(p.503-504)も関連している。
p.564-568「49 ADL訓練」あり。
◆その他確認した資料
その他①『リハビリテーション医学・医療用語集』(日本リハビリテーション医学会/編 文光堂2019)
リハビリテーション医学用語の欧和、和欧の対応を調べるのには有用だが、用語毎の解説はない。
「A」の項目から引くと、「ADL for disabled aged person 障害老人日常生活自立度 しょうがいろうじんにちじょうせいかつじりつど」の記載のみ。「に」の項目から引くと、「日常生活活動(ADL)」と「日常生活動作(ADL)」があり、両方とも「activities of daily living(ADL)」とある。
その他②『生活期のリハビリテーション医学・医療テキスト』(日本リハビリテーション医学教育推進機構・日本生活期リハビリテーション医学会/監修 医学書院 2020)
冒頭の凡例中に「日常生活活動、日常生活動作はADLと表記している」とあり。索引にある「ADL訓練」(p.81)には略語の説明などはなし。他の頁にも「ADL」という言葉が文中や表には出てくるが、特に特化した解説は見当たらなかった。
その他③『健康心理学事典』(日本健康心理学会/編 丸善出版 2019)
p.8「QOL」の項目中に「日常生活動作(activities of daily living:ADL)」がでてくる。
- 回答プロセス
-
リハビリ関連ということだったため、関連の事典類と一般書の棚をブラウジングして資料を確認した。
- 事前調査事項
- NDC
-
- 外科学 (494)
- 参考資料
-
-
資料①:伊藤利之, 京極高宣, 坂本洋一, 中村隆一, 松井亮輔, 三澤義一 編 , 伊藤, 利之 , 京極, 高宣, 1942- , 坂本, 洋一, 1949-. リハビリテーション事典. 中央法規出版, 2009.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000010590525-00 , ISBN 9784805832141 -
資料②:三上真弘, 青木主税, 鈴木堅二, 寺山久美子 編 , 三上, 真弘, 1942- , 青木, 主税, 1947- , 鈴木, 堅二. リハビリテーション医療事典. 朝倉書店, 2007.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000008515156-00 , ISBN 9784254335033 -
資料③:伊藤利之, 鎌倉矩子 監修 , 水落和也, 渡邉愼一, 高畑進一 編集 , 伊藤, 利之 , 鎌倉, 矩子, 1939- , 水落, 和也 , 渡邉, 愼一 , 高畑, 進一. ADLとその周辺 : 評価・指導・介護の実際 第3版. 医学書院, 2016.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I026911877-00 , ISBN 9784260022040 -
資料④:河元岩男, 坂口勇人, 村田伸 編 , 河元, 岩男 , 坂口, 勇人 , 村田, 伸 , 細田, 多穂. 日常生活活動学テキスト. 南江堂, 2011. (シンプル理学療法学シリーズ)
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000011082679-00 , ISBN 9784524247080 -
資料⑤:伊藤利之, 江藤文夫, 木村彰男 編集 , 伊藤, 利之 , 江藤, 文夫, 1946- , 木村, 彰男, 1949-. 今日のリハビリテーション指針. 医学書院, 2013.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I024438336-00 , ISBN 9784260016902 -
その他①:日本リハビリテーション医学会 編 , 日本リハビリテーション医学会. リハビリテーション医学・医療用語集 第8版. 文光堂, 2019.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I029788355-00 , ISBN 9784830627408 -
その他②:日本リハビリテーション医学教育推進機構, 日本生活期リハビリテーション医学会, 日本リハビリテーション医学会 監修 , 久保俊一, 水間正澄 総編集 , 三上靖夫, 角田亘 編集 , 久保, 俊一, 1953- , 水間, 正澄 , 三上, 靖夫 , 角田, 亘, 1966- , 日本リハビリテーション医学教育推進機構 , 日本生活期リハビリテーション医学会 , 日本リハビリテーション医学会. 生活期のリハビリテーション医学・医療テキスト. 医学書院, 2020.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I030231326-00 , ISBN 9784260041461 -
その他③:日本健康心理学会 編 , 日本健康心理学会. 健康心理学事典 = ENCYCLOPEDIA OF HEALTH PSYCHOLOGY. 丸善出版, 2019.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I029972858-00 , ISBN 9784621303764
-
資料①:伊藤利之, 京極高宣, 坂本洋一, 中村隆一, 松井亮輔, 三澤義一 編 , 伊藤, 利之 , 京極, 高宣, 1942- , 坂本, 洋一, 1949-. リハビリテーション事典. 中央法規出版, 2009.
- キーワード
-
- ADL
- 日常生活活動
- リハビリテーション
- 用語
- 略語
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000315985