レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020年02月17日
- 登録日時
- 2022/01/21 14:22
- 更新日時
- 2022/01/21 14:22
- 管理番号
- 横浜市中央2646
- 質問
-
解決
男性と女性の平均寿命の差についてわかる資料はあるか。
また、その差の要因について記載のある資料はあるか。
- 回答
-
1 平均寿命とは
(1) 『図解看護・医学事典 NURSING & MEDICAL
DICTIONARY』
井部俊子/監修 医学書院 2017.11
p.839 「平均寿命 natural span, life span」
「現在の死亡傾向が続くと仮定した場合、
0歳児がその後の平均何年生きることができるかを予想したもの、
すなわち0歳児の平均余命である。」
2 日本の男女の平均寿命の統計
(1) 厚生労働省 「生命表(加工統計)」(令和3(2021)年11月10日確認)
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/list54-57.html
厚生労働省のウェブサイト上で生命表が公開されており、
0歳時の平均余命を見ることで、その年の平均寿命を確認することができます。
毎年作成される簡易生命表や、5年に1度作成される完全生命表、
都道府県別生命表などは、以下の統計書等で参照されています。
(2) 『日本統計年鑑 第70回(令和3年)
Japan Statistical Yearbook』
総務省統計局/編 総務省統計局 2020.11
p.77 「2-21 年齢別平均余命の推移(明治24年~平成30年)」
p.77-78 「2-22 生命表(平成30年)」
(3) 『国民衛生の動向 2021/2022
JOURNAL OF HEALTH AND WELFARE
STATISTICS』
厚生労働統計協会/編集 厚生労働統計協会 2021.8
p.82-85 「第3章 生命表」
p.83には昭和22(1947)年から令和元(2019)年までの男女の平均寿命の推移が
あります。
また、p.412、413には令和元(2019)年の簡易生命表、p.416には平成27年の
都道府県別生命表、p.417には平成27(2015)年の年次・都道府県別の平均寿命の
表があります。
そのほか、下記の統計書にも平均寿命についての記載があります。
(4) 『日本の統計 2021』 総務省統計局/編 日本統計協会 2021.3
p.30 「2-19 日本人の平均余命(令和元年)」
(5) 『統計でみる日本 2021』 日本統計協会/編集 日本統計協会 2021.1
p.12-13 「2.4 死亡率と平均寿命」
(6) 『日本国勢図会 2021/22 日本がわかるデータブック』
矢野恒太記念会/編集 矢野恒太記念会 2021.6
p.468-469 「平均寿命」
3 世界の男女の平均寿命の統計
(1) World Health Organization
「THE GLOBAL HEALTH OBSERVATORY Woeld Health Statistics」
(令和3(2021)年11月10日確認)
https://www.who.int/data/gho/publications/world-health-statistics
WHOに加盟している国や地域の健康統計が閲覧できます。
2021年版では、「Full report」のリンクからダウンロードできるPDFファイル
の中に、「ANNEX 2 Part 1」という表があり、その中の「Life expectancy at birth」
の項目が、平均寿命にあたります。
なお、データ群のもととなる一次データは、定義やデータ収集の方法などにより、
異なる場合がある、との注意書きがあります。
(2) 『世界統計年鑑 62集(2019) 原タイトル:Statistical
Yearbook』
国際連合統計局/編集 原書房 2020.1
p.35-50 「3 人口増加率および出生・死亡に関する指標」
(3) 『国民衛生の動向 2021/2022
JOURNAL OF HEALTH AND WELFARE
STATISTICS』
厚生労働統計協会/編集 厚生労働統計協会 2021.8
p.82-85 「第3章 生命表」
p.84には平均寿命の国際比較の項目があります。
また、p.414には平均寿命の国際比較の表があり、
データの元になる年にばらつきがありますが、
複数の国の男女の平均寿命が確認できます。
そのほか、下記の統計書にも平均寿命についての記載があります。
(4) 『世界の統計 2021』 総務省統計局/編 総務省統計局 2021.3
p.51 「2-16 男女別平均寿命・健康寿命(2016年)」
(5) 『世界国勢図会 2021/22年版 世界がわかるデータブック』
矢野恒太記念会/編集 矢野恒太記念会 2021.9
p.86-93 保健統計(Ⅰ)~(Ⅳ)
(6) 『統計でみる日本 2021』 日本統計協会/編集 日本統計協会 2021.1
p.12-13 「2.4 死亡率と平均寿命」
4 男女の平均寿命の差の要因について
以下の資料に、男女で寿命が異なる要因の記載がありました。
(1) 『老化生物学 老いと寿命のメカニズム』 ロジャーB.マクドナルド/著
メディカル・サイエンス・インターナショナル 2015.9
p.199-217 「7章 ヒトの寿命」
(2) 『生命の持ち時間は決まっているのか
「使い捨ての体」老化理論が開く希望の地平』
トム・カークウッド/著 三交社 2002.07
p.261-276 「第13章 女性はなぜ男性よりも長生きするのか?」
p.277-297 「第14章 ゲノムに願いを」
(3) 『生命、エネルギー、進化 原タイトル:THE VITAL
QUESTION』
ニック・レーン/〔著〕 みすず書房 2016.9
p.272-319 「7 力と栄光」
(4) 『男と女の性差 サルと人間の比較』 G.ミッチェル/〔著〕 紀伊國屋書店
1983.4
p.200-210 「20 けがと病気と障害」
(5) 『男性百歳の研究』 秋坂真史/編著 九州大学出版会 2000.04
p.37-50 「第3章 長寿の性差に関する概要」
(6) 『最新性差の医学的アプローチ 公開シンポジウム「男と女;性差を考える」』
日本学術会議泌尿生殖医学研究連絡委員会/編集 メジカルビュー社 1996.06
p.8-25 「男女の寿命と疫学」
その他、確認資料です。
(7) 『「つながり」と健康格差 ポプラ新書』 村山洋史/著 ポプラ社 2018.5
p.123-149 「第4章 不仲な夫婦関係は、独身よりも体に悪い」
(8) 『なぜ男は女より早く死ぬのか SB新書』
若原正己/著 SBクリエイティブ 2013.12
p.167-196 「第5章 本当に男は生物学的に役立たずなのか」
(9) 『女は筋肉男は脂肪 集英社新書』 樋口満/著 集英社 2020.1
p.17-30 「第1章 男女の健康問題を比べてみる」
(10) 『がんで男は女の2倍死ぬ 朝日新書』 田中-貴邑冨久子/著 朝日新聞出版
2008.10
p.13-34 「第1章 がん・心臓病・脳卒中
――男性のほうがかかりやすく、死亡率も高い」
p.171-210 「第7章 「男らしさ」は短命のもと?」
p.233-253 「第8章 日本人の寿命の性差は先進国のなかで最大」
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 理論生物学.生命論 (461 8版)
- 基礎医学 (491 8版)
- 衛生学.公衆衛生.予防医学 (498 8版)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000311013