お茶が健康によいと説明する事典類として、資料1から4までを紹介します。
また、お茶の健康効果を説明したインターネット情報1, 2を紹介します。
【 】内は当館の請求記号です。インターネットの最終アクセス日は2020年6月8日です。
資料1
衛藤英男, 冨田勲, 榛村純一, 伊勢村護, 原征彦, 横越英彦, 山本(前田)万里 編集. 茶の機能 : ヒト試験から分かった新たな役割 新版. 農山漁村文化協会, 2013. 【PC41-L2】
「第2章 疾病予防機能」(pp.27-301)では、茶の抗がん作用、メタボリックシンドローム、インフルエンザ・かぜ予防、免疫調整作用、抗糖尿病作用、肝疾患予防効果、老化と認知症、抗酸化ストレス、メイラード反応に対する抑制効果、放射線の生体影響に対する抑制効果の11項目を詳述しています。また、「第6章 機能性成分(製法, 分析法, 生物活性, 用途)」(pp.395-492)では、カテキン類、カフェイン、メチル化カテキン、テアニンなどを説明しています。
資料2
大森正司, 阿南豊正, 伊勢村護, 加藤みゆき, 滝口明子, 中村羊一郎 編. 茶の事典 = Encyclopedia of Tea. 朝倉書店, 2017.【RB2-L90】
「第6章 茶と健康」(pp.373-451)では、抗認知症、抗がん、抗動脈硬化症、抗アレルギー、などの健康効果を説明しています。
資料3
農山漁村文化協会 編. 茶大百科 1 (歴史・文化/品質・機能性/品種/製茶). 農山漁村文化協会, 2008.【D2-J23】
「茶の機能とその利用」(pp.339-361)では、成分含量と機能性を説明した後、抗肥満効果、ヘリコバクターピロリへの抗菌効果、抗がん性、抗アレルギー作用などの健康機能性に関する研究結果を紹介しています。
資料4
伊奈和夫, 坂田完三, 鈴木壯幸, 南条文雄, 郭飛 共著, 伊奈和夫, 坂田完三 編. 緑茶・中国茶・紅茶の化学と機能 新版. アイ・ケイコーポレーション, 2007.【PC41-J1】
「Ⅷ 茶成分の機能」(pp.167-198)では、抗酸化作用、血中脂質上昇抑制作用、血糖上昇抑制作用、血圧上昇抑制作用などの健康機能を説明しています。
※以上の資料については、国立国会図書館オンライン(
https://ndlonline.ndl.go.jp )で、目次をご覧いただけます。目次内容については請求記号で検索してご覧ください。
インターネット情報1
日本茶業体制強化推進協議会. 茶の健康効果20選. 日本茶業中央会, 2020.(
http://www.nihon-cha.or.jp/pdf/health_benefits20.pdf )
抗がん作用、抗肥満作用、体脂肪低下作用、抗動脈硬化作用など健康効果に関する20項目について、各2ページで説明しています。
インターネット情報2
茶学術研究会 監修. 今、見直されるすばらしい緑茶の健康増進・病気予防効果. 静岡県茶業会議所, 2014.(
http://shizuoka-cha.com/files/1714/4178/1531/_.pdf )
抗がん効果、抗肥満効果、抗アレルギー効果、テアニンの血圧上昇抑制効果などの健康効果を説明しています。
国立国会図書館提供調べ方ページ「リサーチ・ナビ」の調べ方案内では、食品に関する資料を紹介していますので、あわせてご覧ください。
・食品について調べる(
https://rnavi.ndl.go.jp/research_guide/entry/post-577.php )