レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 登録日時
- 2014/08/28 13:46
- 更新日時
- 2016/11/11 19:51
- 管理番号
- 宮城野2014-05
- 質問
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解決
仙台市宮城野区原町にある清水沼について知りたい。また、その水はどこから流れ着いているかを知りたい。
- 回答
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『角川日本地名大辞典 4 宮城県』p288に清水沼についての記述がある。またその基となる『宮城郡誌』p11の「原町」にも清水沼の記述があった。
『宮城郡誌』によると、近世には宮城郡小田原村に属し、「しずぬま」と呼ばれていた。伝承によれば、天正年間、伊達政宗が岩切城を攻めた時、沼の水面に軍容が勇壮に映じてみえたところから、水の清涼にちなんで命名したとある。
水の流れについては「近世にあってはこの付近から東七番丁方面にかけて各所で泉が湧き出し、深谷地や沼を形成しており」という記述があるが、それ以上のことを発見するに至らなかった。
- 回答プロセス
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地理の書架にある、地名検索の基本図書の『角川日本地名大辞典 4 宮城県』から「清水沼」の記術を探す。その記述の出典となっている『宮城郡誌』から「清水沼」を探し回答とした。
また、『仙台地名考』p71にも「涌き出た奇麓な清水をたたえた沼であったので、後世清水沼と書き、「しずぬま」と称えるようになり、この周辺一帯の地域を清水沼と呼んでいる。」という同様の記述があった。
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- 『角川日本地名大辞典 4 宮城県』 「角川日本地名大辞典」編纂委員会/編 角川書店 1979年
- 『宮城郡誌』 宮城郡教育会/編 名著出版 1972年
- 『仙台地名考』 菊地勝之助/著 宝文堂 1978年
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000159024