レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2010/10/16
- 登録日時
- 2010/12/20 02:00
- 更新日時
- 2011/01/18 16:05
- 管理番号
- 相-100012
- 質問
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解決
「人之貴者不過國王 諸之之者不如密藏」という高野山の僧正観応が書いた書の読み下しを。
- 回答
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「大唐神都青龍寺故三朝の国師灌頂の阿闍梨惠果和尚の碑」の文であり、『性霊集』(巻二)に収録されている。『日本古典文学大系 71』、『弘法大師空海の研究』に読み下しがあった
- 回答プロセス
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(1)googleを「”人之貴者”」で検索すると「大唐神都青龍寺故三朝國師灌頂阿闍梨惠果和尚之碑」(http://taipei.tzuchi.org.tw/publish/book/88b4/paper23.htm)や「続群書類従 8下(伝部)」(Google ブック検索結果)がヒットし、『高野大師御広傳』(空海の伝記)からの記述であることがわかる。ただし、文字は「人之貴者。不過國王。法之最者。不如密藏」と異なる箇所があるが、おそらくこれであろうと思われる。
(2)『空海辞典』(東京堂出版 1979年)<188.5/62 常置>「惠果」の項によれば、「空海が撰し書いた恵果の碑文、「大唐神都青龍寺故三朝の国師灌頂の阿闍梨惠果和尚の碑」は一八〇〇字という長文のもので『性霊集』(巻二)に収録されている。」とあり、『日本古典文学大系 71』(岩波書店 1976年)<918 9 71>所収のものを確認したところ、p202に該当の文の読み下しがあった。また、空海の伝記資料の中で、『弘法大師空海の研究』(武内孝善 吉川弘文館 2006年)<188.52PP/31>p157にも読み下しがあったので提供した。
- 事前調査事項
- NDC
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- 書.書道 (728 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 大唐神都青龍寺故三朝の国師灌頂の阿闍梨惠果和尚の碑
- 人之貴者
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000075681