レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012/09/21
- 登録日時
- 2013/03/22 00:30
- 更新日時
- 2024/03/30 00:35
- 管理番号
- M13020110065536
- 質問
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子爵夫人でGHQの愛人と言われた「鳥尾鶴代」という女性について詳しく知りたい。
- 回答
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『人物レファレンス事典 明治・大正・昭和<戦前>編2』p1301に記載あり。
『20世紀日本人名事典』『日本近現代人物履歴事典』に載っているとあったので、そちらを確認する。
『20世紀日本人名事典』p1749に経歴等の記載あり。
「元・鳥尾敬光子爵夫人」で「別名島尾多江」といい、「民生局次長C.R.ケーディス大佐の愛人として知られた」とある。
また自伝に『おとこの味』『私の足音が聞こえる』があるとわかった。当館には『私の足音が聞こえる』のみ所蔵あり。
『日本近現代人物履歴事典』はp359に細かい経歴があり、評伝に木村勝美著の『子爵夫鳥尾鶴代』(立風書房 1992年)があるとわかったが、当館には所蔵なし。
その他にも『講談社日本人名辞典』や『近現代日本女性人名事典』にも記載があるがいずれも記述は少なかった。
また、「Magazineplus」を検索したところ、以下のような記事が雑誌に掲載されたことがわかった。
「島尾鶴代-ケーディスとの愛人関係を示す証拠写真発見」(文藝春秋68(2) 1990.2 p310-311)
「鳥尾夫人の生活と意見-戦後の代表女性をクローズアップする」(文藝春秋30(9) 1952.6 p78-89)
「戦後を奔放に生きた鳥尾子爵夫人の死」(婦人公論77(3) 1992.3 p212-217)
「「GHQ」高官の取巻きだった「上流夫人」7人の40年(週刊新潮30(32) 1985.8.15/22 p38-42)
「GHQの華「マダム鳥尾」が迎える喜寿」(週刊新潮34(4) 1989.1.26 p36-37)
「鳥尾元子爵夫人の「ケーディス大佐」以後」(サンデー毎日65(40) 1986.10.5 p22-23)
「マダム鳥尾とケーディス」(現代29(8) 1995.8 p202-203)
「神話・鳥尾夫人-占領下に咲いた恋の悲劇」(別冊文藝春秋89 1964.9 p252-263)
当館では「文藝春秋」と「婦人公論」のみ所蔵していた。
また、小説では鳥尾鶴代とケーディスの恋愛を中心に描いた『焦土の恋』や鳥尾鶴代の孫が持ち込んだ彼女の日記を元にストーリーが展開する『ジミーの誕生日』などがある。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 個人伝記 (289 9版)
- 参考資料
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1.日外アソシエーツ編集部編『人物レファレンス事典 明治・大正・昭和<戦後>編2』 日外アソシエーツ,2010,1031-2073p. 参照はp.1301.
2.秦郁彦編『日本近現代人物履歴事典』 東京大学出版会,2002,575p. 参照はp.359.
3.鳥尾多江著『私の足音が聞こえる』 文芸春秋,1985,270p.
4.上田正昭[ほか]監修『講談社日本人名大辞典』 講談社,2001,281,2238p. 参照はp.1332.近現代日本女性人名事典編集委員会編
5.『近現代日本女性人名事典』 ドメス出版,2001,438p. 参照はp.236-237.
6.橘かがり著『焦土の恋』 詳伝社,2011,250p.
7.猪瀬直樹著『ジミーの誕生日』 文芸春秋,2009,276p.
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1.日外アソシエーツ編集部編『人物レファレンス事典 明治・大正・昭和<戦後>編2』 日外アソシエーツ,2010,1031-2073p. 参照はp.1301.
- キーワード
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- 鳥尾鶴代 鳥尾多江 GHQ ケーディス 子爵夫人
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2013020110091865536
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢, 高校生, 中学生
- 登録番号
- 1000129297