レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021/09/26
- 登録日時
- 2021/12/16 00:30
- 更新日時
- 2021/12/16 17:05
- 管理番号
- 中央図書館R1000765
- 質問
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解決
日本のハンセン病の断種とナチスによる断種との比較について。
また断種法の成立経緯についても知りたい。
- 回答
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参考資料(1)引用
諸外国の断種法をモデルに「断種法案」を作ったが、この法案はナチス・ドイツの「遺伝病子孫予防法」(1933年制定)の影響を強くうけていた。とある。
ハンセン病患者への断種やらい予防法についての記述があったので、日本のハンセン病の断種とナチスによる断種との比較できる資料として紹介した。
また断種法の成立経緯については、参考資料(2)に記述あり。
上記の本を含め、参考資料につけた本の計6冊を関連資料として情報提供した。
- 回答プロセス
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断種法とは、優生学上の見地から、手術によって生殖機能を失わせることを認める法律。日本では昭和23年(1948)公布の優生保護法で規定していた。(出典:ジャパンナレッジ 日本国語大辞典)
よって、優生学や優生保護法をキーワードに本を検索。
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- 優生学と人間社会 米本昌平/[ほか]著 講談社 2000.7 498.2 , ISBN 4-06-149511-9
- 優生保護法が犯した罪 優生手術に対する謝罪を求める会/編 現代書館 2018.2 498.25 , ISBN 978-4-7684-5827-3 (日本の優生法の歴史p104,らい予防法と優生保護法p116,第3部 日本だけじゃない 諸外国の動向P167)
- 強制不妊と優生保護法 藤野豊/著 岩波書店 2020.5 498.25 , ISBN 978-4-00-271025-9 (優生保護法に至る前史 P5, 優生保護法の成立 P12)
- 優生学の名のもとに ダニエル・J・ケヴルズ/著∥西俣総平/訳 朝日新聞社 1993.9 498.2 , ISBN 4-02-256646-9 (解説 日本における優生思想・優生運動の軌跡 P507)
- 優生思想の歴史 スティーブン・トロンブレイ/著∥藤田真利子/訳 明石書店 2000.11 498.2 , ISBN 4-7503-1355-6 (ヨーロッパとアメリカにおける優生目的の断種の歴史について)
- ナチ・コネクション シュテファン・キュール/著∥麻生九美/訳 明石書店 1999.8 498.2 , ISBN 4-7503-1191-X (アメリカとドイツにおける優生学について)
- キーワード
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- 優生学,優生保護法
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 社会科学
- 内容種別
- 一般資料
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000309105