レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022/09/04
- 登録日時
- 2023/01/30 00:30
- 更新日時
- 2023/01/30 00:30
- 管理番号
- 服部図書館R1001168
- 質問
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解決
「モンペ」と「提灯ブルマー」がどちらも一時的に流行ったが、定着せず廃れてしまった理由を知りたい。
- 回答
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もんぺ
参考資料(1)p.164 戦後の復旧期にもしばらく着用されたがまもなく自然に姿を消したとの記載あり。
同(2)p.216 戦時中ももんぺは格好が悪いという認識だったとの記載あり。p.239- 終戦から5年ほど経った夏の農村(関西から東北にかけて)ではほとんどの婦人が洋装であったとの記載あり。またアメリカへの憧れが洋装化に大きく関係しているが流行を形成する社会はすでにできあがっていたとも記載あり。
同(3)p.456- 戦後生活の体験を経て男性勤務服はすべて洋装化し、働く女性も和服中心の生活に戻らず、和服を焼失したこともあり、アメリカ中古衣料を中継として洋服生活に移行した。またその後家庭婦人も洋服に移行したと記載あり。
提灯ブルマー
参考資料(4)p.28- 提灯ブルマーは1960年代には減少してきていると記載あり。第3章から第5章にかけて提灯ブルマーから密着型ブルマーへ切り替わっていく流れについて詳細に記載されている。
同(5)当市に所蔵はないが、p.141-216に「ブルマーの戦後史-ちょうちんブルマーからぴったりブルマーへ」掛水通子著 が掲載されており、詳細な資料として紹介。
参考URL(1)は参考資料(4)の著者のゼミのサイトである。ブルマー関する事柄の年表が掲載されており、おおまかな流れをつかむことができるので紹介。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 衣食住の習俗 (383 10版)
- 参考資料
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- 日本服飾史 増田美子/編 東京堂出版 2013.4 383.1 (p.164)
- 洋服と日本人 井上雅人/著 広済堂出版 2001.11 383.1 (p.216,239-)
- 日本婦人洋装史 中山千代/著 吉川弘文館 1987.3 383.15 (p.456-)
- ブルマーの謎 山本雄二/著 青弓社 2016.12 367.21 (p.28-)
- ブルマーの社会史 高橋一郎/著∥萩原美代子/著∥谷口雅子/著∥掛水通子/著∥角田聡美/著 青弓社 2005.4 367.21 (p.141-216 大阪府立図書館所蔵)
- 参考URL(1)ブルマー研究班 buruken.world.coocan.jp
- キーワード
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- 提灯(ちょうちん)ブルマー
- モンペ
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 社会科学
- 内容種別
- 一般資料
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000328198