レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019/07/03
- 登録日時
- 2019/07/27 00:30
- 更新日時
- 2019/08/17 16:15
- 管理番号
- 6000048462
- 質問
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解決
滑車神経麻痺と診断された。目の運動方法や、治療について知りたい。
- 回答
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『眼科診療学ABC』下村 嘉一/編集 メジカルビュー社 (他市から借用) P244滑車神経麻痺について記載。治療については、、原疾患の治療を優先する。6ヶ月以上経過しても症状に改善が認められない場合は、手術を考慮すると記載。P301「斜視」の項目に滑車神経麻痺は、回旋偏位の矯正を要するため、上下直筋を用いた水平移動術で対応すると記載。上下直筋水平移動術についてはP304に記載。P348には、斜視の視能矯正訓練について記載。
『神経眼科診療のてびき 病歴と診察から導く鑑別疾患』石川 弘/著 金原出版 (他市から借用) P104~「滑車神経麻痺」症状・診断・原因について、P159に複視の治療について記載。
『眼科疾患ビジュアルブック』落合 慈之/監修 学研メディカル秀潤社 P38、45に複視についての説明が少し記載、P40に原疾患の治療を優先すると記載。P24に麻痺性斜視の項目に、眼球運動を支配する動眼神経・外転神経・滑車神経が麻痺することによる斜視であると記載。治療法については、原疾患の検索を行い、症状の安定性をみて手術を検討すべきであると記載。
『病気がみえる vol.7』 医療情報科学研究所/編集 メディックメディア P255~滑車神経麻痺や複視の診察や原因が多く記載されているが、治療の解説はなし。
『メルクマニュアル医学百科 最新家庭版』 日経BP社 P585、「眼球運動をコントロールしている脳神経の麻痺」の項目に、第4脳神経(滑車神経)について原因等が簡単に記載。
『今日の治療指針 2017』 医学書院 P1457複視の項目、P1458、3.眼運動神経の異常に滑車神経の文言が記載。治療方針は、原因疾患の治療を最優先で行う。脳動脈瘤や脳幹部梗塞による眼運動神経麻痺は、救急疾患として対処する。原因疾患の治療を行ったうえで、なお残存する複視に対して眼科的に以下の治療(プリズム療法・ボツリヌス療法・手術療法、各説明)を行うと記載。
また、目のストレッチ関連の本を何冊か参考に見ていただいて、借りて帰られた。(主治医に必ず相談してくださいとお伝えした。)
- 回答プロセス
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医学事典類から複視や斜視、滑車神経麻痺について調べる。眼科治療の本を取り寄せ、内容を確認する。
- 事前調査事項
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複視や斜視について、インターネットで自分で調べてみたが、小児のものが多く、あまり参考になるものが見つけられなかった。
- NDC
- 参考資料
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- 『病気がみえるvol.7』 医療情報科学研究所/編集 メディックメディア
- 『眼科診療学ABC』下村 嘉一/編集 メジカルビュー社
- 『神経眼科診療のてびき 病歴と診察から導く鑑別疾患』石川 弘/著 金原出版
- 『眼科疾患ビジュアルブック』落合 慈之/監修 学研メディカル秀潤社
- 『メルクマニュアル医学百科 最新家庭版』 日経BP社
- 『今日の治療指針 2017』 医学書院
- キーワード
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- 複視(フクシ)
- 滑車神経麻痺(カッシャシンケイマヒ)
- 斜視(シャシ)
- 医療(イリョウ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000259177