①には、「ドローンとは、人間が乗らずに、無線による操作によって飛ぶことができたり、自動で飛ぶことのできる飛行機のことです。災害救助対応ドローンは、災害のときにこまっている人を助けるための救命具を運んだり、災害現場の状況などを調べるときに、よく使われます。」とある。また、災害救助対応ドローンの仕事について、「大雨などの災害で、土砂くずれを起こした場所のようすを調べたり、水害でこまっている人のために、浮き輪などの救命具を運んだりします。また、防災のために、災害が起きる危険がある場所を、空から調査することもあります。」との記載がある。ほかにも「きめられたコースを自動で飛ぶ」「災害現場の状況などを撮影する」「必要な物を災害現場に運ぶ」などができることについて記載がある。「災害救助のほかには、どんなことに使うんですか?」という問いに対して、「たとえば、建物を建てるときに必要な、測量という土地の位置や状態を調査する作業にも使います。古くなった橋などを調べて、どこがこわれやすくなっているかなど、コンクリートの状態を検査することもできます。また、特別なカメラを取りつけて、農作物の成長のようすを調べることもできるんですよ。」との記載がある。また、「ドローン活用の未来」について、「ドローンで、家に荷物が届く」「ドローンで、まちを見守る」「ドローンで、建物や道路、橋などを点検する」などの活用方法の記載がある。
②には、「ロボット型のドローンには、カメラやGPSなどのセンサが組みこまれています。このセンサによって姿勢を水平に保ちながら、指定されたルートを飛行することができます。ドローンは空中を飛ぶので、じゅうたいにまきこまれることもありません。また小まわりもきくので、誤差わずか1センチメートルという精度で、決められた場所に着陸することができます。短いきょりであれば、トラックで配達するよりも早くとどけられる上に、使用エネルギーも少なくてすみ、人件費も節約できるなど、ドローンでの配達にはたくさんのメリットがあります。」との記載がある。
③には、「火山活動対応ドローン(※)は、人が立ちいれない場所に入り、地表温度や地形を調査。」とあり、「(※)ドローン:遠隔操作または自動操縦で飛行する無人航空機。コンピュータが搭載され、カメラやセンサで周囲を認知しながら飛行することができる。」とある。
④には、「ドローンとは、遠隔操作や自動制御で飛行する小型の無人航空機のことを言いますが、もともと英単語のDrone(ドローン)はオスの蜂を指す言葉です。ドローンのローターが回転する時の「ブーン」という音が、蜂の羽の音に似ていることから、「ドローン」と呼ぶようになったとも言われています。」とあり、また、「ドローンは、そもそも軍事用として使われていましたが、近年になって急速に広く普及しました。災害時の空撮調査、土地の測量、航空機の機体点検、農薬の散布、趣味としての写真や動画空撮など、自治体や企業、個人にいたるまで、さまざまな用途で活用されています。また、ドローンを用いた宅配サービスや警備などの実用化に向けた実験も行われています。」との記載がある。また、ドローンが自由自在に飛行するしくみもイラストでわかりやすく紹介されている。
⑤には、進化するドローンについて、「ドローンが話題だが、もしドローンのサイズを大きくしたら、人間が乗ることはできるだろうか?そう考えた中国の人が1人乗り用ドローン「EHANG184」を開発中だ。操縦は全部コンピュータがおこなう。行きたい場所を入力すると、そこまで自動的に飛んでくれるのだ。いつか本当に空を飛ぶ日がきてほしい。」との記載がある。また、EHANG184の写真も載っている。