①『進芽会式 非認知能力の伸ばし方』には、「あきらめずにやり抜く力、失敗を恐れず挑戦する力、他者とコミュニケーションをとって人間関係を調整する力、気づく力―そうした点数化できないものこそが、まさに非認知能力です。」と書かれています。非認知能力を伸ばすための0歳~5歳の年齢別実践例が紹介されています。
②『新しい時代の学童保育実践』によると、「自主性・社会性・創造性などを「非認知能力」と総称されるようになった。いわゆる「学力」のように数値化することが困難な能力である。(中略)非認知能力にはコミュニケーション能力なども該当しており、さまざまな状況や文脈によって能力の発揮の内実が変わりやすい文脈依存的な能力と言える。」と書かかれています。
③『「学力」の経済学』の第3章には、「ペリー幼稚園プログラムによって改善されたのは、「非認知スキル」または「非認知能力」と呼ばれるものでした。これは、IQや学力テストで計測される認知能力とは違い、「忍耐力がある」とか、「社会性がある」とか、「意欲的である」といった、人間の気質や性格的な特徴のようなものを指します。」と書かれています。
④『0.1.2歳児愛着関係をはぐくむ保育』には、「非認知能力(非認知スキル)は、IQ(知能指数)などで数値化される認知能力とは違って、目には見えにくいものです。(中略)具体的には、目標や意欲、関心をもち、粘り強く(あきらなめな心)、仲間と協調して取り組む姿勢(感情を調整する)などを指し、「学びに向かう力」とも表現できるものです。OECD(経済協力開発機構)では、「社会情動的スキル」と表現されています。」とあり、「非認知能力と愛着関係のつながり」について書かれています。
⑤『0~5歳児の非認知的能力 事例でわかる!社会情動的スキルを育む保育』には、「非認知的能力は、「非認知的スキル」や「社会情動的スキル」とも呼ばれています。(中略)知識や経験を獲得したり、それらを活用して考えるといった「認知的能力」(認知的スキル)と区別される能力で、IQなどのようには数値化されにくいという特徴があります。」「具体的には、「目標の達成(忍耐力、自己抑制、目標への情熱)」、「他者との協働(社交性、敬意、思いやり)」、「情動の制御(自尊心、楽観性、自信)など」と書かれています。
⑥『赤ちゃん学で理解する乳児の発達と保育』の第2章には、「非認知」的な心の基礎知識について書かれています。「「非認知」的な心は、「社会情緒的な力」とも呼ばれ、IQ(知能指数)を代表とする「認知的」能力以外の、心の特性をあらわします。その中核となるのが、自己と社会性の力です。」と書かれています。
⑦『子ども学』には、「社会情動的スキルは、非認知スキル、ソフトスキル、非認知能力、社会情動的能力とも呼ばれている。」と書かれており、OECDの定義による社会情動的スキルが紹介されています。
⑧『社会情動的スキルを育む「保育内容人間関係」』には、「社会情動的スキルは、非認知スキル、ソフトスキル、性格スキルなどとしても知られる。目標の達成、他社との協働、情動の抑制にかかわるスキルであり、日常生活のさまざまな状況において現れる。」と書かれています。