レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2023/11/5
- 登録日時
- 2023/11/05 14:26
- 更新日時
- 2024/01/19 10:16
- 管理番号
- 2023115
- 質問
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高浜虚子と小諸の関わり、小諸での暮らしの様子が分かる資料が読みたい
- 回答
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高浜虚子と小諸の関わりについては、『小諸市誌 近現代篇』(小諸市誌編纂委員会/編)774~777Pに、
・高浜虚子が小諸に疎開してきたのは昭和19年(1944)9月、虚子の五女高木晴子さんの友人の姉が小諸市与良町の小山栄一氏に嫁いでいたため、晴子さんは戦時中食料の調達に小諸に訪れ、その縁で小山家の離れに疎開することになった。
との記述がありました。
また、
『高原の城下町 小諸』(NPO法人小諸町並み研究会/編)40p
『高濱虚子研究』(山口誓子ほか/編 右文社)
にも、小諸での疎開生活、小諸の俳人たちとの交流等の記述がありました。
小諸での暮らしの様子については、次のような資料がありました。
『小諸雑記』(高浜虚子/著 菁柿社)では虚子自身が小諸での生活の様子を記しています。
『虚子の小諸』(宮坂静生/著 花神社)には、全編にわたり、小諸時代の俳句と当時の状況等の記述がありました。
『佐久の俳句史』(矢羽勝幸/著 櫟)359~367pの「小諸に疎開した高浜虚子」の項には、疎開の経緯、虚子を迎え入れた小山家の談話、地域の人たちとの関わり等が紹介されています。
『角川写真文庫 高浜虚子』(角川書店/編 角川書店)には、小諸時代の家、俳小屋内部、虚子の散歩道といわれる道の風景写真(年代不明)が掲載されています。
『新訂 俳句シリーズ 人と作品5 高浜虚子』136~147p(清崎敏郎/著 桜楓社)の作品研究篇・八、小諸去り難しの章に小諸での句会の様子などを紹介する記述がありました。同じく紀行篇・四 小諸山盧の章には、自身による疎開の経緯などの記述がありました。
市立小諸高浜虚子記念館が企画展を開催した時に発行した『虚子 小諸疎開を迎えた人々』という冊子に、虚子と関わりのあった市民の証言や資料が紹介されています。
- 回答プロセス
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自館検索システムで「高浜(濱)虚子 小諸」及び「高浜(濱)虚子」と検索。該当資料をあたる。加えて、自館では、高浜虚子についての資料を別置してあるため、そちらの資料をあったってみる。
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- 虚子の小諸 宮坂静生/著 花神社 1995
- 高原の城下町 小諸 NPO法人小諸町並み研究会/編 NPO法人小諸町並み研究会 2019
- 地域文化 No.111/2014冬 「地域文化」編集室/編 公益財団法人 八十二文化財団 2015
- 佐久の俳句史 矢羽勝幸/著 櫟 1989
- 高浜虚子 角川書店/編集 角川書店 1955
- 高浜虚子 清崎敏郎/著 桜楓社 1980
- 高浜虚子研究 山口誓子/[ほか]編 右文書院 1974
- 虚子 小諸疎開を迎えた人々 パート1~パート3 市立小諸高濱虚子記念館/編集 市立小諸高濱虚子記念館 2005-2008
- 小諸市誌 近・現代篇 小諸市誌編纂委員会/編纂 小諸市教育委員会 2003
- 小諸雑記 高浜虚子/著 菁柿堂 1946
- 小諸百句 《復刻版》 高濱虚子 市立小諸高濱虚子記念館 2014
- 続 小諸百句《復刻版》 高濱虚子 市立小諸高濱虚子記念館 2014
- 佐久 第37号 佐久史学会/編 2002
- キーワード
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- 高浜虚子
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 人物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000340691