レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2023年03月30日
- 登録日時
- 2023/06/14 16:32
- 更新日時
- 2023/06/20 14:40
- 管理番号
- 000011050
- 質問
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解決
山口県の昔話「きつねの仇討ち(あだうち)」が、どこの地域の話か知りたい。
内容は、「二人の男がきつねと思った相手をお互いに騙そうとした(または騙した)」というような話。
- 回答
-
下記資料1に、「狐の仇討ち」のタイトルで2話掲載されている。
①p336-339の話は美祢郡太田の話とある。
内容は、狐との約束を破った神主への仇討として、狐が神主を黒土にした話。
②p422-424の話は大津・美祢郡の話とある。
藤六に尻尾をひどく叩かれた狐は、藤六の知り合いの五作の前でわざと藤六に化ける。
自分の女房と藤六が楽しそうに話しているのを見た五作は、藤六に化けている狐が女房と話していると思い込み、藤六をうんと叩く。
叩かれた藤六は実は本人で、狐に仇討されたと言ったという話。
②の話は、資料2にも掲載されているが、「大津郡油谷町」の伝承となっている。
資料3には、「狐の仇討ち」が2話採録されているが、①②とも内容が異なる。
資料4には、①と同じ話が掲載されている。
資料5p278によると、「狐の仇討」「狐のあだ」「狐の仇討ち」などの話は、山口の他にも、秩父、津軽、肥後、山梨、長崎、北広島などにあることがわかる。
内容もそれぞれ異なっている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 伝説.民話[昔話] (388 9版)
- 参考資料
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1.松岡 利夫 編著 , 松岡 利夫. 周防長門の昔話. 山口県教育会, 1976. (ふるさと叢書 ; 3)
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I060622964-00 (p336-339、422-424) -
2.稲田 浩二/責任編集 , 稲田‖浩二. 日本昔話通観 第20巻. 同朋舎, 1979.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I005606772-00 (p490類話6) -
3.油谷町郷土文化会 編 , 油谷町郷土文化会. 油谷町の昔話 第3集. 油谷町郷土文化会, 1980.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I060400462-00 (p1-4、5-6) -
4.松岡利夫 編 , 松岡, 利夫, 1914-1994. 周防・長門の民話 第1集. 未來社, 2016. (〈新版〉日本の民話 ; 29)
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I027031784-00 , ISBN 9784624935290 (p236-238) -
5.日外アソシエーツ株式会社 編集 , 日外アソシエーツ株式会社. 民話・昔話集作品名総覧 2003-2014. 日外アソシエーツ, 2015.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I026746462-00 , ISBN 9784816925634 (p278)
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1.松岡 利夫 編著 , 松岡 利夫. 周防長門の昔話. 山口県教育会, 1976. (ふるさと叢書 ; 3)
- キーワード
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- 昔話--山口県
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000334482