レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022/01/31
- 登録日時
- 2022/12/11 00:30
- 更新日時
- 2022/12/12 14:26
- 管理番号
- 中央図書館R1000986
- 質問
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解決
民族の逆淘汰(優生思想に関する)について書いてある本が知りたい
- 回答
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「逆淘汰」とは生物学的に「優秀」な者が減り、「劣等」な者が逆に増えること。望ましい特色を備えた人間の割合を増やしその反対の人間の割合を減らし、人種の質の改善に関わる科学・運動である「優生学(優生思想)」で言及される。
20世紀初頭のイギリスで生まれた思想だが各国へ波及。日本でも海野幸徳『日本人種改造論』が1910年に出版されている。
「逆淘汰」という言葉が直接は使用されてはいないが、類似の表現(ex.淘汰の停止、淘汰の阻害、退化、変質等が使用された文献も紹介した。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- 近代日本の優生学 本多創史/著 明石書店 2022.1 498.2 , ISBN 978-4-7503-5318-0 (p28-47,127-134,263-264)
- 優生学と人間社会 米本昌平/[ほか]著 講談社 2000.7 498.2 , ISBN 4-06-149511-9 (p62-67,75-77,151,176-180)
- 優生思想の歴史 スティーブン・トロンブレイ/著∥藤田真利子/訳 明石書店 2000.11 498.2 , ISBN 4-7503-1355-6 (p19)
- 価値を否定された人々 中野智世/著∥木畑和子/著∥梅原秀元/著∥紀愛子/著 新評論 2021.10 498.2 , ISBN 978-4-7948-1192-9 (p22-31)
- 14歳から考えたい優生学 フィリッパ・レヴィン/著∥斉藤隆央/訳 すばる舎 2021.10 498.2 , ISBN 978-4-7991-0994-6
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 自然科学
- 内容種別
- 一般資料
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000325489