レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020/02/23
- 登録日時
- 2020/04/09 00:30
- 更新日時
- 2020/04/09 00:30
- 管理番号
- 6001042852
- 質問
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解決
免疫を抑制する働きを持つ分子「PD-1」について書かれている資料を探しています。
- 回答
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<図書>
・『がん免疫療法ガイドライン』(日本臨床腫瘍学会/編 金原出版 2019.3)
p.6-8「PD-1はT細胞活性化後期(effector phase)に働く免疫チェックポイント分子で、主に炎症局所でキラーT細胞が標的細胞を攻撃する場面で作用する。PD-1遺伝子は1992年に京都大学の本庶らによってクローニングされ、同グループによって機能が明らかにされた。特に、PD-1欠損マウスを用いた研究はPD-1による免疫抑制作用を特徴づけた。PD-1欠損マウスは遺伝的背景により多彩な自己免疫疾患を発症するが、その自己免疫症状はCTLA-4欠損マウスに比べて遅発性で比較的軽症である。マウスの表現型の違いは、CTLA-4およびPD-1阻害薬の副作用の違いと相関がみられる。(中略)」等の記述があります。
・『がん免疫療法の誕生』(ニール キャナヴァン/著 メディカル・サイエンス・インターナショナル 2018.11)
p.34『2段階の刺激:抗PD-1抗体』の図が掲載されています。
p.35-41に本庶佑氏がPD-1を発見したことが紹介されています。
・『がん免疫療法とは何か』(本庶佑/著 岩波書店 2019.4)
がん治療の考え方を根本から変えた、PD-1抗体による免疫療法などについて書かれています。
<WEB>
・京都大学大学院医学研究科・医学部 免疫ゲノム (2020/2/23現在)
https://www.med.kyoto-u.ac.jp/organization-staff/research/doctoral_course/r-70/
抗PD-1抗体によるがん治療の原理が紹介されています。
[事例作成日:2020年2月23日]
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 外科学 (494 10版)
- 参考資料
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- がん免疫療法ガイドライン 第2版 日本臨床腫瘍学会‖編 金原出版 2019.3 (6-8)
- がん免疫療法の誕生 ニール キャナヴァン‖著 メディカル・サイエンス・インターナショナル 2018.11 (34-41)
- がん免疫療法とは何か 本庶/佑‖著 岩波書店 2019.4
- https://www.med.kyoto-u.ac.jp/organization-staff/research/doctoral_course/r-70/ (京都大学大学院医学研究科・医学部 免疫ゲノム医学(2020/2/23現在))
- キーワード
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- ガン(ガン)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000280327