レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2023/07/17
- 登録日時
- 2023/12/01 00:31
- 更新日時
- 2024/03/30 00:43
- 管理番号
- M23071716441587
- 質問
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岡山市中区にあるバス停「二本松」と「六枚橋」の名称の由来が知りたい。
- 回答
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①『角川日本地名大辞典 33 岡山県』の「原尾島」の項には、「尾島池の北東の堤に二本松の茶屋があった」、「山陽道は祇園用水を石造りの六枚橋で渡り、同地にも茶屋があった」と解説している。
②『備作之史料 4 備前記』の「原尾島村」の項には、「村中西国海道也、茶屋二ヶ所アリ、六枚橋ト云石橋アリ」と記述が見える。
③『備陽記』の「巻第十」の「原尾島村」の項にも、「村中西国街道茶屋アリ六枚橋トテ石ノ橋アリ」、「洪水水ハキノ為ニ百間川之内往還也常ハ田畠也此川内ニ二本松アリ」の記載が確認できる。さらに「巻第二十四」の「岡山城下ヨリ津髙郡建部上村之往還繪図之事」には、「百間川内 二本松」と「六枚橋」が絵図中にそれぞれ描かれている。
④「吉備温故秘録」の「巻之十六(官道上)」には、「六枚橋の茶店 原尾島村なり 道の北に有」、「六枚の石橋」、「百間川東堤に二本松」とあり、その大まかな位置が示される。
⑤『宇野地区の歴史』には、「原尾島」の小字名として「二本松」と「六枚橋」が地図上に示され、その位置が確認できる。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 地理.地誌.紀行 (290 9版)
- 参考資料
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①『角川日本地名大辞典 33 岡山県』 角川書店,1989,1814p. 参照はp.915.
②就実女子大学近世文書解読研究部『備作之史料 4 備前記』岡山 備作史料研究会,1993,350p. 参照はp.270.
③石丸定良『備陽記』岡山 日本文教出版,1965,791p. 参照はp.367,付録絵図.
④吉備群書集成刊行会『吉備群書集成 第7輯 吉備温故秘録 元之巻(巻1-26)』岡山 吉備群書集成編纂所,1977,580p. 参照はp.171,344 .
⑤宇野学区史刊行会『宇野地区の歴史』岡山 宇野学区史刊行会,1981,448p. 参照はp.15-17.
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①『角川日本地名大辞典 33 岡山県』 角川書店,1989,1814p. 参照はp.915.
- キーワード
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- バス停
- 名称由来
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2023071716485941587
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢, 高校生, 中学生
- 登録番号
- 1000342703